14:02 2021年07月24日
新型コロナウイルス
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WHO(世界保健機関)のテドロス・ゲブレイェソス事務局長は、世界で新型コロナウイルスの感染第3波が始まっているとの見方を明らかにした。テドロス事務局長は、ワクチン供給の不均衡に注意を促し、世界の多くの国民の元にワクチンが届いていないと述べるとともに、多くの国の新型コロナの感染防止措置に一貫性がない点を指摘した。世界各国はどのようにして感染拡大を食い止めようとしているのか。「スプートニク」が調査した。

衛生パスをチェックしなければ刑務所送り

フランスのマクロン大統領は、新型コロナ対策の強化を宣言した。ワクチン接種を義務化し、ワクチン接種やPCR検査の結果が陰性であることを証明する衛生パスの適用ゾーンの適用拡大を決めた。衛生パスの管理規則を違反した者は45,000ユーロ(およそ585万円)までの罰金または1年間の禁固刑が課せられるとウェスト・フランス紙は報じている。また来訪者や客の衛生パスのチェックを行わなかった場合、イベント実行の責任者や輸送サービスを行なった企業にも罰則が与えられる。

ワクチン接種が義務付けられる職業に就いている人々は、9月15日までにワクチンの接種を行わなかった場合、職場への出勤が禁じられ、その後、解雇される可能性がある。またマクロン大統領は、国内におけるコロナの感染状況が悪化した場合、国民全員のワクチン接種を義務付ける可能性も除外していない。

ボリス・ジョンソンの「自由の日」

英国のジョンソン首相は、英国政府は、コロナ対策を強化するフランスとは逆に、7月19日を目処に新型コロナ対策に関するすべての規制を完全に解除するとした。

しかしこうした決定は、世界の主要な医師や研究者の批判を呼ぶこととなった。インデペンデント紙によれば、専門家らは、英国政府は大規模な感染によって、集団免疫を獲得するという路線をとったとの見方を示しており、ジョンソン首相に宛てた公開書簡で、そのようなアプローチは「犯罪」であると指摘した。

世界の1200人の権威ある研究者や医師がこの書簡に署名をし、「規制の解除は、青少年を含め、すべての市民がワクチン接種の可能性を得て、国内のワクチン接種率が高まるまで、延期すべきだ」と主張している。またこの書簡では、ジョンソン内閣の計画は、「全世代が、長期的にどのような影響が及ぼされるか分からない長引くコロナウイルス感染のリスクを負う」という脅威を生み出すものであると指摘されている。

観光客を羨むキプロスのワクチン非接種者

インターネットワイトTourDom.ruによれば、キプロスでもワクチン接種を終えていない市民に対し、厳しい規制が導入されている。

ワクチンを接種していない市民は、店に入れず、職場に行けず、スポーツジム、パーティ、カフェにも行けず、またバスに乗ることも許されず、72時間以内に行われたPCR検査の陰性結果を提示しない限り病院にも行けない。一方で、キプロスを訪れたワクチン非接種の観光客はというと、離陸前と到着時の2度のPCR検査を受けるだけでよいことになっており、そのあとは自由にレストランやショッピングセンター、その他の公共の場所を訪れることができる。しかも、これらの観光客には自主隔離は課せられていない。またワクチン接種の証明書を有している観光客は、ワクチンの種類にかかわらず、島に自由に入ることができる。

QRコードと賞品

ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官によれば、今後の感染状況によっては、ロシアも、フランスと同じような厳しいコロナ対策を講じる可能性も除外できないという。今のところ、ロシアのいくつかの都市(とりわけモスクワ)で、レストランやカフェの入店に際し、QRコードの提示が義務付けられた。このQRコードはワクチン接種を終えると受け取ることができるもので、ワクチン接種証明書に示されている。外食店に入ることができるのは、このQRコードを提示した者だけである。また職員の60%以上にワクチン接種を義務付ける企業のリストも作成された。さらに、政府は、ワクチン接種の奨励策として、ワクチン接種者を対象に、不動産や自動車が賞品として当たる懸賞を用意している。


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