15:02 2018年06月18日
映画「エキパーシ(Экипаж)」(英語タイトルFlight Crew)主演のニキータ・コズロフスキー氏とエカテリーナ・シュピツァ氏、ニコライ・レベデフ監督(中央)

「私たちも日本人と同じだ」露新作パニック映画の監督

© 写真: Three T Productions (2016) © Sputnik / Grigoriy Sisoev
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今年2016年の秋、日本の映画館でロシアのパニック映画「乗組員(英語タイトルFlight Crew)」が上映される。

ロシアの映画が日本で上映されるのは10年以上ぶりのことだ。「乗組員」の監督ニコライ・レベデフ氏はスプートニク日本に映画のこと、日本での上映についての感想を語った。

レベデフ氏:日本の映画配給会社が「乗組員」の上映を決定したことは、非常に嬉しいです。私の見るところ、日出づる国日本での私たちの映画への関心の主な理由の1つには、映画のジャンルがあがるでしょう。日本には非常に複雑な地理的特徴があり、災害というテーマは映画の中でさえ、日本人にとって非常に切実なテーマです。日本では非常に多量の、質の高いパニック映画や未来を描いたSF映画が撮られているのを知っています。そして、それらの映画は日本の観客に非常な関心を引き起こしています。日本人はこの種の映画製作と鑑賞を通じて、自らと、世界での自らの立ち位置を把握しているように思えます。このジャンルがロシアでどのように発展しているかを見ることは日本人には興味深いでしょう。また、映画への関心の非常に重要な要因になる可能性があるのは、映画で語られているのは普通の人についてであり、また、彼らが緊急事態においてどう行動するかについてだ、ということです。私たちロシア人も日本人と同じ人間であり、同様の人間的問題で動揺し、ロシア人も世界との調和、そして精神的な安定の中、生きることを望んでおり、家族は私たちにとって非常に大事だということを、日本人が映画から理解することを期待しています。そして何よりも、最も困難な状況下であっても私たちが人間の尊厳を守ろうと勤めていることを。日本人にとっても、これは非常に重要なテーマです。日本の観客に反響があることを期待しています。

スプートニク日本:日本の観衆の中にはすでに、主役を演じているダニーラ・コズロフスキー氏の女性ファンがいると、われわれの編集部は聞きました。将来、ダニーラ氏は日本を虜にするかもしれませんね。

レベデフ氏:ダニーラ氏にすでに日本のファンがいることは非常に喜ばしいです。ダニーラ氏は非常に才能があり、信じがたいほど勤勉な人です。私は勤勉さを評価します、時に才能よりも。なぜなら才能はあるが自己実現しないということもありえるからです。勤勉さと根気は文明を前に進めます。日本人は、私の知る限りでは、非常に目的意識が高く勤勉な人々です。この意味で、私は彼ら同様の人間的資質に恵まれたダニーラ氏への、日本人の共感と興味を理解します。

映画「エキパーシ(Экипаж)」(英語タイトルFlight Crew)
映画「エキパーシ(Экипаж)」(英語タイトルFlight Crew)

スプートニク日本:「乗組員」でのダニーラ氏のイメージは、「ロシアの英雄」の体現と言うことができるでしょうか?

レベデフ氏:このテーマは民族的ではなく、全人類的だと考えています。ダニーラ氏によるヒーローは、「さ、偉業でも成し遂げようか、そしたらみんなに評価されるだろう」といった図式に沿って動く人物ではありません。この人物は、次のような原則によって生きる人です。「俺は違うようには生きられない」、「流行じゃなくても、得にならなくても、自らの道に沿って俺は動く」。と、このような人間こそが私の中に巨大な尊敬を呼び起こすのです。ロシアでは、道徳的な資質が二の次になった社会的な崩壊の時代にあってさえ、尊厳と人間性を保持した人々がいつもいました。今日、本当のヒロイズムは極限状態において何か偉業を成すのではなく、普通の人間生活の中で尊厳と誠実さを守ることにあると私には思われます。

スプートニク日本:「乗組員」は日本の観衆が慣れっこになった西側のパニック映画とどのように異なりますか?

レベデフ氏:比較するのは気が進みません。私は世界の様々な場所で現れる映画に対して大きな敬意を持って接しています。あらゆる物語が唯一のものです、その物語が生きていて、愛と関心をもって語られているのならば。私たちの映画が物語っているのは災害についてではなく、困難な状況に陥った人々についてだと思います。私が映画監督として生きてきたのは、自らのキャラクターへの心配りによってであり、爆発と崩壊の絵によってではありません。私は映画館に訪れ、暗闇の中で観客を観察しました。私には彼らの反応が非常に重要です。そして、観客は爆発や火事ではなく、人間的な痛みと人としての誠実さ、尊厳に対して反応していたのを私は見ました。

 

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