09:21 2019年12月12日
12世紀の日本人漁師を描いた小説 「最悪の性描写」賞を受賞

12世紀の日本人漁師を描いた小説 「最悪の性描写」賞を受賞

© CC0 / Pixabay/Free-Photos
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英文芸誌「リテラリー・レヴュー」が小説における悪趣味な性描写に贈る年恒例の「バッド・セックス・アワード」を発表した。2019年度、この「名誉」にあずかった作家は仏ディディエ・ドゥクワン氏、英ジョン・ハーヴィー氏のおふたり。

賞の組織者らは「我々は不快な2人のライバルにつきあたり、どうにも選択のしようがなくなった。英国の読者らが我々の容易ではない状況を察してくださるよう願う」と、受賞者決定に際して声明を表した。2019年はノーベル文学賞ブッカー賞も異例のダブル受賞だったことから、英ガーディアン紙は「リテラリー・レヴュー」誌もジョークで他の文学賞のトラディションに倣ったのだろうと書いている。

ドゥクワン氏は仏で最も権威ある文学賞の「ゴンクール賞」を1977年に受賞。今回の「バッド・セックス・アワード」の受賞作品『庭と静かな入り江の間で』(原題『Le bureau des jardins et des etangs)』は、なんと12世紀の日本を舞台にしており、審査員の目を特にひいたのは次の部分だった。

「着物の下のブツは盛り上がり、カツローはうめき声を上げた。その盛り上がりをミユキが掴い、揉みしだき、撫でてやり、締め付け、押してやる。愛撫を受けたカツローの陰茎と陰嚢は一つの丘となった。ミユキは自分がまるで小さな猿を操っているように感じていた。手のひらをめいっぱいに広げた猿を。」

一方、探偵物を得意とするハーヴィー氏の入賞作品は『パックス』(世界)で、以下のセックス描写が「讃えられ」、受賞の運びとなった。

「彼女は全身が燃えていた。熱は彼の中にもあった。彼は黒づくめの彼女の細身を見つめた。彼女の目は飢えていた。彼の目も同じだった。ふたりは炎と欲望で火照った。暑さより熱く、熱帯より熱く、ふたりはそろって赤道に近づいた。そしてこの暴力的な抑制で相手を煮溶かすほどに固く抱き合った。」

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