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デンマークのコペンハーゲン生まれでアイスランドの芸術家として有名なオラファー・エリアソン氏が、ロンドンに総重量100トン超の24個の氷塊を運びこんだ。これらの氷塊は、グリーンランドの氷床から剥がれ、海に漂っていたもの。氷塊は、普段は冷凍魚を運ぶトラックによって、特別に輸送された。「アイスウォッチ(Ice Watch)」と名付けられたインスタレーションは、地球温暖化の問題とその結果を視覚的に明確に表示することを目的とする。
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天候によるが、「アイスウォッチ」は1-2週間は持つ。このインスタレーションによって訪れる人は氷塊が溶ける様子を目の当たりにすることになる。エリアソン氏は、普通人は、地球温暖化に関するニュースを読んでも、これを抽象的な現象としてしか受け止めず、問題を本当に認識することはないと説明している。
ここでは、巨大で、強大にさえ見える氷塊が実際には急激に溶けていく様子を、はっきりと確認することができる。氷が溶ける際に、1万年前に氷の中に閉じ込められた気泡が放出され、氷塊に耳を当てることでその音を聞くことができる。エリアソン氏は、このように刻一刻と溶解している大量の氷塊を目の当たりにすることで、訪問者は「グリーンランドの実情を実感するだろう」と期待している。
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