23:20 2021年04月23日
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英インディペンデント紙の報道で、英国の大手スーパーマーケットが大量に廃棄する食品の量を換算した場合、飢えに苦しむ1億9千万人分の食事の量に匹敵することが明るみになった。

インディペンデント紙が慈善基金Waste and Resources Action Programme (廃棄リソース・アクションプログラム、略称 Wrap)の調べを引用して報じたところによれば、2019年、2020年の2年間だけでスーパーの廃棄した食品は258トン近く。これはすべて家畜の飼料、バイオガスや肥料への転換リサイクルされている。そのうち、賞味期限が切れた、または終わりに近いとして廃棄された食品は全体のわずか9%にあたる24トン。インディペンデントによれば、大手チェーンのうち10社は貧民救済にこうした食料を回しているが、Wrapの試算では英国のスーパーは年間最低でもさらに8万トン多く回せるはずであり、そうなれば1000トンの廃棄食料からは空腹な人への240万皿分の食事が得られるはず。

影の内閣の環境大臣の異名を持つ政治家のダニエル・ェイフナー氏は、「この国で数百万人の児童が飢えている現実を考慮した場合、廃棄される食料品の量はスキャンダルだ。政府はこの問題の認識にあまりにも時間をかけすぎている」として英政府に改善を呼びかけた。インディペンデント紙は別の慈善団体「ジョセフ・ラウントリー・チャリタブル・ トラスト」の調査結果も引いている。これによると、英国市民の5人に1人は貧困状態にあり、必要十分な量の食物を摂取することができていない。インディペンデント紙はこうした現状から考察した場合、英国大手スーパーの大量の食物廃棄は決して許されるべき行為ではないと結んでいる。

以前、スプートニクはCOVID-19のパンデミックが世界の食糧不足にいかに拍車をかけたかについて報じている。

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