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チリの首都サンティアゴでハイチからの移民が高層建築から落下した女性を助けようとした。デイリーメール紙が報じた。
スプートニク日本
女性は9階のベランダの手すりにしがみついてビルの壁からぶら下がっていたところを通行人らに発見された。落下の原因についてはデイリーメール紙は書いていない。ビルの下には女性を見上げる野次馬の人垣ができ、模様を携帯電話でビデオに撮影し始めたが、誰も助けようとはしなかった。
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AFP 2020 / Justin Tallis
バスから降りたって事件に気づいたリチャード・ジョセフさんも最初はその人垣に加わった。ジョセフさんは3年前にチリに移民したハイチ人。「最初私も他の人と同じように電話を取り出してビデオ撮影を始めましたが、しばらくしてこんなことをしている場合ではないと気付いたのです。彼女を助ける方が先だと。それで落下の衝撃を和らげることを思いつきました。本当に助けられるとは思えなかったけれど、それでもこの人が頭で地面を打つようなことがあっては困ると思いました。」
ジョセフさんは女性が落下すると思われる場所の検討を付け、そばに立つと女性に向かって両手を差し出した。女性はジョセフさんが伸ばした手の中にまっすぐ落ちてきた。女性は重態で病院に搬送され、ジョセフさんは膝、足の裏、両手に傷を負った。そうした外傷にもかかわらず、ふたりは命はとりとめた。
チリの慈善家のレオナルド・ファルカス氏はジョセフ氏の行為に感動し、200万チリ・ペソ(およそ35万5千円)を治療費として支払うことを約束している。
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