03:27 2018年07月23日
地上用ミサイルTHAAD

米THAADミサイルの日本配備は開かれた問い―日本政府内の情報提供者

© Flickr/ U.S. Missile Defense Agency
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日本は防衛能力向上のための選択肢のひとつとして米国のMD(ミサイル防衛)システムに連なるTHAAD(サード)ミサイルの配備を検討しているが、答えはまだ出ていない。

「まだ答えは出していない。国民を守るためにどのような防衛システムが必要か、検討する必要がある。そのうちのひとつとしてTHAADを検討している」

「この問題をめぐる米韓の交渉に日本は参加していない。しかし、東アジア情勢が緊迫化し、状況を改善するために具体的な措置が必要となった場合、我々は、韓国への米MDの展開を支持する。ミサイルが上首尾に配備されることを願う」と日本政府関係者。

米韓が韓国へのTHAADミサイル配備について公式協議を開始すると決めたことについて、ロシアは懸念を表明している。ミサイル配備は地域の軍拡競争を誘発する可能性がある、というのがロシアの立場だ。

「安全保障環境が非常に悪化している地域に米国のグローバルMDに連なるミサイルが配備されれば、北東アジアにおける軍拡競争が引き起こされ、朝鮮半島の核問題の解決がさらに困難になる恐れがある」とロシア外務省。

外務省内の情報提供者によれば、先日の北朝鮮のミサイル発射は、米韓がMD配備交渉を開始する口実にしかならなかった。

「THAAD展開計画は長い間存在していたし、結局両国が配備に進んでいくことは明らかなのであるが、米韓両国は、慎重にロシアと中国の反応を見きわめながら、何も今日や明日配備されるというわけではない、という印象を作ろうとしている」

「北朝鮮のミサイル発射は交渉の開始を発表する絶好の機会を提供した」

ロシア外務省内の情報提供者によれば、「米国MDシステムのレーダーは2000km四方をカバーする。つまり、中国や、ロシアの一部地域にも照明が当たってしまうのだ」「これは明らかに、グローバルMD構築のための、一個のレンガである。我々はこれを歓迎できない」。

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