2015.01.27 , 14:46

ロシア、米の自足自給へ

ロシア、米の自足自給へ

タイは2014年、世界の米輸出大国の名を取り戻した。タイの2014年の米輸出量は1080万トン。前年比で64%も多い数値となった。米輸出大国の名が一時的に損なわれた原因はポピュリズム的性格を持ったチナワット前首相の政策に関連している。

タイはベトナムと並んで対露米輸出でも重要な供給国。2014年ロシアは約25万トンの米を輸入し、およそ20万トンを輸出した。南米連盟のミハイル・ラドチェンコ執行役はこれについて、ロシアで栽培される米は粒の丸い米、中型の丸みの米であり、輸入されるのはインディカ米となっているからだとして、次のように語っている。

「2014年、ロシアの米生産量は113万8000トン。そのうち90%が南部のクラスノダール地方で栽培されている。この生産量は記録的に高いものだ。しかもロシアの米栽培効率は1ヘクタールあたり7100キロでスペイン、イタリアに比較しても多い。アジア諸国より多いことは言うに及ばない。ロシアは世界でも米の栽培の北限地にあたる。

ロシア人研究者の開発した高品質の米を栽培することで、ロシアは粒の丸型の米と中型の丸型の米については完全に自給自足が成り立っており、こうした米はトルコへも輸出されている。トルコはロシアからの輸入米をさらにシリア、リビア、地中海諸国へと輸出している。

ロシア産の米はウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタンにも輸出されている。

一方で輸入されている米はジャスミン、バスマティなど別の種類の米で、これは気候条件が邪魔してロシア領内での栽培が叶わない。これらの米は栽培に140-145日を要する。一方でロシアで栽培されている粒の丸い米は130-135日で収穫できるものだ。」

 この状況についてラドチェンコ氏は近い将来、変化するはずだとして、次のように語っている。

 「クラスノダールにある全露米学術調査研究所では、栽培期間の短いインディカ米の改良が行なわれている。3-5年後には、改良型インディカ米のロシア栽培が開始できるだろう。」

 米はロシア人の食生活で重要な位置を占めている。この重要な穀物は輸入に頼らず、国の支援を得て、完全な自給自足を目指していけるものだ。

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