18:12 2019年06月27日
「一生に一度は行きたい国」日本、ロシア観光客数はまだまだ伸びる

「一生に一度は行きたい国」日本、ロシア観光客数はまだまだ伸びる

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「日本は非常に珍しいところできっと、もっと多くのロシア人が訪れるはずの国です。ここは外国というより、もう別の惑星という感じです。哲学、文化、暮らしのあり方、伝統、他の人への接し方には驚くべきものがあり、考えさせられると同時に非常に多くを相手に学ばせる国です。」ロシア観光産業連盟のイリーナ・チュリナ広報官は日本についてのスプートニクからのインタビューにこう語っている。

来年2017年、日本政府観光局(JNTO)は世界の7つの首都にオフィスを開設する。そしてそのうちのひとつにモスクワが入った。JNTOの公式サイトによれば、2016年1月から10月の期間に日本を訪れた外国人の数は2千万人を超えた。中でも最も観光客数を伸ばしたのは中国、韓国、フィリピン、マレーシア、ベトナム。東京で夏季五輪が開催される2020年までの期間にJNTOはこの数を4千万人にまで引き上げる計画だ。

ロシアは今のところ日本のインバウンド人口別ランキングでは30位にも入っていないが、それでも日本観光を楽しむ人の数は増えている。JNTOロンドン事務所でロシアへのアウトバウンドを担当するヴァレンチン・シェスタク氏は、「観光客数の伸びはルーブルの強化に関係している。みんながまた旅行にお金をかけようという気になっている。もちろん、両国関係の改善のニュースも大きな役割を果たしたことは間違いない。日本がロシア極東の市民にとってすでに主たる観光地となったように、ロシア中央地域の市民も日本をたくさん訪れるようになることを期待したい」と語っている。

現在、ロシア人向け日本観光を売る企業はロシアには60社ほど存在している。これらの企業の話ではクライアントの日本に寄せる関心は相変わらず非常に高いにもかかわらず、情報面のサポートが不足している。ツアーオペレーターらの苦情は日本について、さまざまな地方、沖縄について、たとえばアルペンスキーを楽しむツアーやメディカルツアーといったテーマ別情報など、ロシア語で印刷されたプロダクトがあまりに少ないことだ。それに悲しいことだが、日本はどこか東の端にある国だとの程度の認識で中国や韓国と混同している例もある。ただしロシア観光産業連盟のチュリナ広報官はこの状況は改善の余地があるとして、次のように語っている。

「ロシア内にもっと日本の広告を増やす必要がありますね。ロシアでは日本に関するものはお料理でもアニメでも音楽、エレクトロニクス、文学、映画とみんな人気が高いのですから、これをうまく利用してもっとポジティブな情報媒体を作らねばいけません。」

この情報の欠如をJNTOも克服する構えでロシア観光産業連盟の出版部と共にすでに新たなブックレット広告『日本-色とりどりの暮らし』を出した。これはロシア人の書き手によってロシア人のメンタリティーを考慮し、日本専門家らの参加を得て作られたもの。こうしたロシア語による日本観光案内ブックレットは30を越す。ロシア観光産業連盟出版部のアレクセイ・チェスノコフ代表は次のように語っている。

「日本は外国人観光客のインバウンドアップに非常に力を入れており、ロシアからもたくさん呼び込みたいとしています。モスクワに日本の政府観光局が事務所を開設すれば、作業はすでに別の段階で進むでしょう。

日本は『一生に一度は行きたい国』ランキングで1位を占めており、ロシアでは日本に寄せる関心はあまりに大きいものがあります。観光客の数が増えない原因は日本は遠くて高いというステレオタイプです。でもこれはロシア中央部の人たちが抱くもので、極東のロシア人はずいぶん前に日本観光をものにしています。

ロシアからの観光客が一番どっと訪れるシーズンは春と秋で一番の人気ルートは東京と京都です。日本の物価はモスクワ並み、すばらしいスキーリゾート、天然の温泉のスパリゾートがあることを知っているロシア人の旅行好きはわずかです。

現在、日本への観光客はわずかずつ増えており、家族や友人との個人ツアーという新たなトレンドも生まれています。今需要が増えているのは団体旅行よりもこうしたツアーです。日本を目指すのは大都市に住む25歳から50歳のミドルクラスですが、このほかにも若者のプライオリティーにも変化が現れていて、旅行も最新のライフスタイルの1つだととらえられるようになってきています。」

ロシア観光産業連盟出版部のチェスノコフ代表は、日本を訪れるロシア人観光客の数を伸ばすには広告活動の活発化、ビザの申請手続きの簡素化、トランジット客への72時間ビザなし体制の復活のほか、シベリアや極東など地方からの直行便を組織することが欠かせないとの見方を表している。

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