民族学者いわく、東スラブ民族の中でも最も古い形のイヴァン=クパーラの祭りが残されているのはベラルーシ、ウクライナの一部。ロシアでは儀式の基本的な要素は忘れ去られており、正教会の祝日の「トロイツァ(三位一体祭)」や聖ペトロの日の儀式の中に入り込んでいる例が多い。
イヴァン=クパーラは旧暦の夏至祭り(新暦では7月7日)。キリスト教の暦では預言者ヨハネの誕生日と一致する。イヴァン=クパーラはびしょぬれになる祭り。川、湖、聖水の湧き出る泉で集団で沐浴が行われ、バーニャ(蒸し風呂)で体を清め、朝露で顔を洗い、互いに多量の水をかけあう。美しく着飾った娘と男らがわざと水をかけあったり、老若男女こぞってふざけあう。
民族学者いわく、東スラブ民族の中でも最も古い形のイヴァン=クパーラの祭りが残されているのはベラルーシ、ウクライナの一部。ロシアでは儀式の基本的な要素は忘れ去られており、正教会の祝日の「トロイツァ(三位一体祭)」や聖ペトロの日の儀式の中に入り込んでいる例が多い。