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    「ロシアは長年平和条約締結を待っていたが、今後もまだ我慢することができる」、週刊「ロシアから見た日本」10月17日から10月23日まで

    「ロシアは長年平和条約締結を待っていたが、今後もまだ我慢することができる」、週刊「ロシアから見た日本」10月17日から10月23日まで

    © Flickr/ James P. Wells
    ロシア
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    1週間の初めの月曜日に、先週1週間にロシアで報道された日本関連のニュース、解説をダイジェスト版でお届けする番組、週刊「ロシアから見た日本」です。

    ロシアの報道機関が日本をどういう視点でとらえているかを短い引用でご紹介。10月17日から10月23日号は以下のとおり。

    このテーマはサウンドクラウドでお送りしています。詳しい内容をお聞きになりたい方はこちらからお入りください。

    領土問題

    ロシアが日本との関係正常化に寄せる関心は高いが、日本のロシアへの関心は、高いどころでなく、国家の主権にかかわる死活問題である。日本は露中の接近を非常に懸念している。東アジアでは中国と一連の国家の対立が大規模化しており日本もその一員だが、もしロシアが中国を政治的また物質的に全面支援したなら、この戦いは一義的に中国勝利となる。そうして中国は東アジアに君臨する大国となってしまう。露中関係は時を追うごとに緊密になっている。ロシアは長年平和条約締結を待っていたが、今後もまだ我慢することができる。日本でクリルへの領土要求が完全におさまり、共同経済開発などの形態での問題解決への機が熟するまで待つことができる。クリル問題で、ロシアはいかなる領土的譲歩もできないし、またするべきではない。ロシアに有利な風が吹いており、ただ待ちさえすればよいというときに、国土を手放すには及ばない。また、クリルの譲渡はクリミア以後のロシアにとっての領土法規の前例となってしまう。クリミアのことを一連の国がロシアに不法に占領されたものと主張している。ウクライナも欧州もこの前例をたてにとるだろう。ロシアは領土と投資を引き換えにするには及ばない。ロシアは日本のパートナーの信頼性は大いに疑問視している。むろん日本人は評判を気にするから義務は履行するよう努めるだろうが、日本人がそれよりさらに気にするのは米国の立場である(リア・ノーヴォスチに「ロシア、日本、領土問題:さらなる成熟を待つ」ゲヴォルグ・ミルザヤン氏)

    天皇の退位

    世界は変動期に入った。東南アジアは地政学的パワーの衝突が最も激しい地帯のひとつで、戦争のリスクさえある。日本はまた、人口から経済まで、一連の重要問題に直面している。最重要の象徴であり国民にとって現実的な政治的人物でもある高齢の君主が追加的なリスク要因になっている。それでなくても大変な時代、エンペラーたるもの、年齢や健康に関係なく人民を導いていかなければならない。よって、なぜ今天皇が退位するかという疑問に対する答えは明瞭。日本が危険な変動の時代に備え、弱体化したものを新しくてより強いものにとりかえるのだ、ということだ。(「ヴズグリャド」イリーナ・アルクスニス氏の論考)

    露日経済協力他

    対ロ経済協力を所管する世耕弘成経済産業大臣のロシア訪問では露日エネルギーブリッジ構想が議論される(リア・ノーヴォスチ)
    JFEエンジニアリングの代表団がサハ共和国を訪れ、野菜の温室栽培などの尖端技術を提案した(ヤクーチア・メディア)
    IOC国際オリンピック委員会のバッハ会長が東京五輪の予算削減を勧告したことに対し、ロシア五輪委のレオニード・チャガチェフ名誉会長は、「日本はこれまで一度ならず五輪を成功させており、東京は予算が削減されても最高の五輪を開催できると思う」と述べた(Gazeta.ru)

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    露日関係, 日本, ロシア
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