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今日の世界には地震の頻発地帯に建てるための強固な耐震構造技術が数多く存在するが、築年数が大きく、特殊な耐震技術が開発される前に建てられた古い建物はどう守ったらいいのだろうか? これまで用いられてきた技術は耐震支柱を入れるか、あるいはファサードを外側からカバーして強化するという方法で非常にコストが高かった。
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これに代わる方法がカナダのブリティッシュコロンビア大学から提案された。同大学はユニークなコンクリートを使ったシンプルで安価な建物補強方法を考案したのだ。これは、今使われている壁の一面に「環境にやさしい延性セメントコンポジット(EDCC)」という新溶剤を噴射するというもの。
セメント材に含まれている有機ポリマーファイバーが高い柔軟性を保って建物の強度を高める。このため、大きな圧力がかかってもこのセメントは割れることなく、鋼鉄のように曲がって力を逃がすことができる。
実際に実験で、一般に使われるコンクリートブロックの壁を10ミリのEDCCの層で覆い、人工的に地震を起こす装置に入れたところ、2011年の東日本大震災の時と同じマグニチュード9.1まで揺れを強めても建物は損壊しなかった。
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