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    高齢者でも脳細胞は甦っている 研究

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    米国の学者らは、人間やその他の哺乳類の脳機能を観察し、一部の脳細胞が生涯を通してほぼ連続的に甦っていることを発見した。さらに記憶の中枢「海馬」を含む脳の複数の部分には、新しい神経細胞の生成過程に関与できるたくさんの幹細胞が存在する。したがって、高齢は脳活動の障害ではないという。

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    米ニューヨークにあるコロンビア大学の学者マウラ・ボルドリーニ氏を含む研究チームは、自動車事故や神経系の疾患とは無関係のその他の理由で死亡した若者や高齢者およそ30人の海馬から抽出された断片の構造を研究した。

    学者らは、老年期に入る前に神経細胞の蓄積量は本当に枯渇するのかを確かめるために、すべての幹細胞を化学染料で染色し、その数を調べた。実験では、複数の幹細胞の蓄積量が加齢と共に減少したことが示された。

    一方、幹細胞の他に新しい神経細胞を生成する別の神経細胞が存在するため、海馬における新しい神経細胞の生成速度にはいかなる影響もないという。したがって学者らは、人が死ぬまで神経細胞が生成され続けていることを発見した。

    だが、いずれにせよ、人間の脳では加齢に伴う変化が起こっている。高齢者の脳の血流低下により、新しい神経細胞が互いに安定して連携することが少なくなり、これが記憶の劣化につながる。なお学者らは、これに関しては特別なトレーニング、食事療法、薬が役立つとの見方を示している。

    調査結果は、Cell Stem Cell誌に掲載された。

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