04:16 2020年04月09日
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米カリフォルニア沿岸地域での異常な気温が、15年にわたりムール貝の多大な被害を引き起こした。

米ボーデーガ・ベイ市の海洋保護区の経験豊富な研究コーディネーターであるジャッキー・ソーンズ氏は、研究開始以来はじめて、沿岸地域で貝殻のなかで茹で上がったムール貝を発見した。

ムール貝は、火を用いることなく、摂氏37度の温度によって貝殻の中で調理された。こうした事態が、225キロ範囲の海岸線に位置するいくつかの砂浜で確認されたと、英紙「ガーディアン」が報じた

ソーンズ氏は、ムール貝は生態系における基本的な種類で、もしこれらの貝が深刻な影響を受けるのであれば、それは貝の問題だけでなく、他の生物へ影響が広がり、カリフォルニア沿岸の全生態系に変動を引き起こしかねない問題だと指摘した。

水に覆われた氷の上を犬たちが橇をひく  グリーンランド
© REUTERS / Danish Meteorological Institute/Steffen Olsen
同様のムール貝の甚大な被害について、ブリティッシュコロンビア州のカナダ大学の生物学者クリストファー・ハーレー氏が、2004年に報告している。ジャッキー・ソーンズ氏は、2019年にカリフォルニア沿岸で発生した事態は、規模がさらに大きくなっていると強調する。

以前、国連の世界気象機関は、2015年から2019年の期間に気温が異常に高くなると報告していた。研究者らは、気温の上昇によって数千人規模の死者が生まれる恐れがあると警告した。

地球温暖化は作り話ではない?

地球の気候を研究している多くの研究者たちは、現在、地球は温暖化しており、気温上昇が1.5度程度に収まらなければ、根本的に地球環境が変わってしまうと危惧している。このことは、何十もの気象衛星や何千もの気象観測所、たくさんの海上のブイ、そして何百という地球の気候に関するコンピューターモデルの測定結果によって裏付けられている。

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自然, 地球温暖化
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