16:58 2020年08月11日
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米ハーバード大の研究者らは、太陽系の9番目の惑星または惑星 Xと呼ばれる、海王星の背後に位置する仮説上の天体の観測方法の開発に着手した。この惑星は、世界中の研究者らが長年その存在を証明しようと試みている天体で、その正体は小型のブラックホールであるとの仮説が立てられている。

その観測方法はウェブサイト「アーカイブ(ArXiv)」に掲載されている。

その「惑星X」は、理論的には太陽から450億〜1500億キロ離れて位置し、海王星(45億キロ)よりもはるかに遠いと考えられている。この距離では惑星Xは太陽から光をほとんど受けず、望遠鏡で確認することは困難。

2019年には英国と米国の物理学者らによる研究グループが、惑星Xが実際には地球の質量5〜10倍の重さを持ち、テニスボールやボウリングボールの大きさのブラックホールかもしれないという仮説を立てている。

研究チームによると、天の川ではその存在が珍しくないブラックホールだが、その一つが太陽系の重力によって捕縛された可能性があるという。

米ハーバード大の研究者らによると、もし惑星Xがブラックホールならば、オールトの雲(海王星よりも外に存在し、小惑星やちりが多く存在する領域)から彗星が惑星Xの重力場に降着し破裂する際に発生する閃光によって惑星は検出することができる。この降着の際、惑星は熱され放射線が発生するという。

この閃光は、チリのヴェラ・ルービン天文台で行われる「空間と時間の遺物調査(LLST)」プロジェクトの一環で、2022年に打ち上げ予定の天文観測機器によって検出できる可能性がある。

この研究論文の主な著者であるアビ・ローブ氏は「ブラックホールは本質的に暗く、物質がブラックホールの中心に向かう途中で発生する閃光だけが、この暗い領域を照らす唯一の方法だ」と述べている。

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