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日本の探査機「はやぶさ2」が調査した小惑星「リュウグウ」には、想定されていたほどには水が存在しないことが分かった。財経新聞が報じている。
リュウグウは炭素を含む化合物が存在する「C型小惑星」に分類され、含水鉱物(水を含む鉱物)という形で水を多く含んでいると考えられていた。
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2019年、「はやぶさ2」は銅製の金属弾をリュウグウに打ち込み、人工クレーターを作成。ブラウン大学の研究者らは、金属弾を打ち込んだ際に飛び散ったリュウグウの内部物質を観測したデータを分析した。その結果、リュウグウの表面と内部で水の量はほとんど変わらず、研究者が予想したほどには水を豊富に含んでいないことが判明した。
研究者らによると、これはリュウグウが誕生する以前に母天体が熱せられ、干上がってしまったことを意味するという。宇宙関連ニュースサイトの「ソラエ」によると、リュウグウは衝突によって破壊された母天体(流星群の元となる物質を放出する天体)の破片が集まることで形成されたと考えられている。研究者らはこの母天体の段階で加熱作用が起こり、水が失われた可能性があると推測している。
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