00:51 2021年05月17日
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感染力の強い土壌菌によって、バナナは絶滅する恐れがある。ドイツ紙「ディ・ヴェルト」が報じている。

バナナの絶滅が危惧されている病気はトロピカルレース(TR4)と呼ばれており、20世紀にアジアやオーストラリアで感染が拡大した。2019年には、世界のバナナ主要供給地である南米で初めて確認された。

マーケティング企業「AMI」の果物部門の専門家ウルスラ・ショケメーレ氏によると、コロンビアとホンジュラスではすでに最初のプランテーションが閉鎖された。この病気には化学薬品が効かないため、感染した土壌が元の状態に戻るのに少なくとも30〜40年はかかるという。

TR4は、主にキャベンディッシュ種を襲うと指摘されている。この品種の輸出量は世界のバナナ貿易量の95%を占めている。

ショケメーレ氏は、バナナ農家が履くブーツの底に感染された土壌が少し付着しただけでも感染が拡大する恐れがあると警告している。また、バナナは株分けにより同一の遺伝子を持っているため、TR4の感染拡大のスピードは速い。

研究者らによると、キャベンディッシュほど収穫量の多いバナナの品種は自然界には存在しない。また、アジアやアフリカ、アメリカ大陸の多くの国々では、バナナはジャガイモや米と同じくらい重要な食材として扱われている。

国連食糧農業機関は、「世界の人口が70億人を超えていることを考えると、発展途上国の人口増加に伴う食糧のニーズが高まっており、これがバナナの生産量を増加させている主な要因となっている」と述べている。

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