15:00 2021年09月23日
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チリと英国の研究者らによる新たな研究によれば、カタクチイワシやニシン、サーディンといった何種かの食用魚が、やがて気候変動によって絶滅するおそれがある。研究結果が学術誌『ネイチャー クライメートチェンジ』に発表された。

研究の発表によれば、大海の水温は、観測史上かつてない早さで上昇しているという。この数千年でこれまで魚が適応できた大海の平均気温の上昇は、最大でわずか0.8度だった。これは現在の温暖化のテンポよりはるかに低いレベルといえる。研究者らは、たとえば1981年から1991年までの期間だけで、世界の大海の気温は0.18度上昇したと指摘する。

これほどまでも急激な温暖化により、魚は急速に退化し、サイズが小型化すると同時に、新たな条件に適応できず、より生存に適した環境へ移動できないために、生存競争を生き残ることができなくなると報告は強調する。

研究者は実験の際に、過去1億5000万年の間に存在したより一般的な魚種の進化に関するデータの統計分析を行った。研究者らは特に、タイセイヨウニシンやマイワシ、太平洋ニシン、チリイワシといった漁労においてもっとも重要なニシン目を重視した。しかし、魚の絶滅は、人間が好んで食するあらゆる種類で危惧される。研究者らは、このことから地球上で食糧危機が強まることは明らかだと警告している。

この間、通信社「スプートニク」は、地球温暖化がオウサマペンギンの個体数の減少をもたらすおそれがあると報じている。

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