スプートニク日本
その結果、ロシアの若者に最も広範に見られる道徳的な長所として物おじせずに交際すること、几帳面さ、スポーツ愛好、活発性、物質的価値を志向することが挙げられた。
また回答者の大半はロシア人の若者は法律、規範を順守しているとみなしていることがわかった。
年齢の高い層が若者をポジティブに評価している一方で回答者のうち25歳から34歳の若者層は自身を「より攻撃的な姿勢」と回答した人が52%、それより若い16歳から24歳では「よりシニカル」と捉えている人が56%とそれぞれ半数以上みられた。
このほか高齢者層から見たロシアの若者は「友好的」が59%、「助けようとしてくれる」が47%、労を惜しまないが47%と良い評価が目立つ。
世論調査結果をコメントした全ロシア世論調査センターのコンスタンチン・アブラモフ所長は、「1990年代に代表される世代間の軋轢は過去のものとなった。今は年齢が上の世代の若者への評価は上がっている。若者自身、自分の健康により注意を払い、スポーツをする機会を多くもち、より親切で友好的になった」と語っている。
アブラモフ所長は今の若者の間には愛国的精神がより多く見られ、社会生活により積極的にかかわるようになった反面、彼ら自身は自分を「より正直でシニカル」だととらえていると分析している。
先の報道によると、全ロシア世論調査センターによれば、生活の中で全くインターネットを使わなくても何も変わらないと考えているロシア人は、全体のほぼ半分の47%に上っている。