【10日のニュース】ガザ、人道回廊設置も停戦見えず ウクライナ軍、自然保護区に白リン弾

© AP Photo / Israel Defense Forcesガザ地区に進軍するイスラエル兵士
ガザ地区に進軍するイスラエル兵士 - Sputnik 日本, 1920, 10.11.2023
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世界では毎日様々な出来事が起こっている。ここでは今日の国際ニュースをダイジェストでお届けする。

イスラエル・パレスチナ紛争

人道回廊設置も、停戦の道筋はなし
イスラエル軍は10日、直近24時間で3人のハマス司令官を殺害、ガザ地区のシファ病院近くでは約50人の戦闘員を撃破したと発表した。
一方、パレスチナ保健省は同日、イスラエル軍によるガザ市中心部への住宅攻撃で12人が死亡したと明らかにした。イスラエルはガザ北部の民間人が南部に避難するための、1日4~7時間の人道回廊の設置を発表しているが、停戦の動きはなく犠牲者は後を絶たない。
© AFP 2023 / Yasser Qudihイスラエル軍の空爆から逃げる人々
Люди бегут после авиаударов Израиля по району лагеря беженцев Аль-Магази в центральной части сектора Газа - Sputnik 日本, 1920, 10.11.2023
イスラエル軍の空爆から逃げる人々
周辺諸国との小競り合い
こうしたなか、イスラエルと周辺国の領内にある武装組織との小競り合いも続いている。
10日のイスラエル軍や各勢力の発表によると、イスラエルはレバノン国境地帯の武装組織ヒズボラのインフラをミサイルで攻撃した。また、南部エイラトへのドローン攻撃の報復としてシリア領を空爆。
これを背景にイラクやシリアに展開する米軍基地がドローン攻撃を受ける事案も相次いでおり、中東各地で一触即発の緊張状態が続いている。
© AP Photo / Israel Aircraft Industries アロー3の発射実験【アーカイブ】
Israel Missile Arrow 3 - Sputnik 日本, 1920, 10.11.2023
アロー3の発射実験【アーカイブ】
初の宇宙戦争
イスラエル国防省は10日、大気圏外での弾道ミサイル迎撃を目的とした防空システム・アロー3の初の実戦使用が成功したと発表した。一部報道では「宇宙空間での初めての戦闘」とも表現されている。
イエメン北部を実効支配する親イラン武装組織・フーシ派が9日に放った弾道ミサイルを、飛翔高度100キロ、最大射程2400キロのアロー3が迎撃した。大気圏外用迎撃弾の実戦使用は史上初めて。

ウクライナ情勢

© POOL / メディアバンクへ移行視察中のプーチン大統領とショイグ国防相
Президент РФ В. Путин посетил в Ростове-на-Дону штаб группировки войск, участвующих в спецоперации - Sputnik 日本, 1920, 10.11.2023
視察中のプーチン大統領とショイグ国防相
プーチン大統領、南部司令部を視察
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、カザフスタンへの訪問を終えた帰途、南部ロストフ・ナ・ドヌーの特別軍事作戦司令部を視察した。10日、ドミトリー・ペスコフ大統領報道官が明かした。
視察にはセルゲイ・ショイグ国防相、ワレリー・ゲラシモフ参謀総長らも同行した。プーチン大統領は特別軍事作戦の進捗状況に関する報告を受けたほか、最新の軍装備品を点検。将官らを激励した。
ウクライナ軍、自然保護区に白リン弾
ウクライナ軍は、南部ムィコラーイウ州(ロシア語:ニコラーエフ州)のキンブルン砂嘴にある自然保護区を白リン弾とクラスター弾で攻撃している。ロシア軍の偵察旅団「ドニプロ」の戦闘員がスプートニクに語った。
ウクライナ軍のドローン攻撃
露国防省は10日、クリミア半島上空でウクライナ軍のドローン2機を撃墜したと発表した。また、モスクワの南に位置するトゥーラ州でも1機が撃墜された。
© 写真 : The United States Department of Defense米国防総省のサブリナ・シン副報道官
Pentagon Deputy Press Secretary Sabrina Singh holds a press briefing in the Pentagon Press Briefing Room, Washington, D.C., Jan. 19, 2023. (DoD photo by Lisa Ferdinando) - Sputnik 日本, 1920, 10.11.2023
米国防総省のサブリナ・シン副報道官
米、ウクライナ支援の削減を認める
米国防総省のサブリナ・シン副報道官は9日、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージが減額されたことを公式に認めた。議会の混迷で支援予算案が成立しないことが原因。
これまでに米ホワイトハウスは、ウクライナ支援資金の96パーセントを使い果たし、軍事支援のために残されているのは約11億ドル(1666億円)だと明かしていた。
シン報道官は今回の処置を「ウクライナ支援を継続するため」と説明すると同時に、「今後はますます少なくなるだろう」ともつけ加えた。
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