12:38 2021年04月19日
アフリカ
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サハラ以南のアフリカでは今年、新型コロナウイルスによる死者よりもマラリアによる死者の方がはるかに多く、特に子どもが犠牲となっている。テレグラフ紙が報じた。

テレグラフによると、世界では毎年およそ40万人がマラリアによって死亡しており、そのうち90%超がサハラ以南のアフリカに集中している。

なちなみに、北アフリカを含むアフリカの新型コロナウイルスによる死者は5万人。

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの流行による影響でマラリアによる死者がさらに2万人~10万人増える可能性があるとの見方を示している。

WHOのモエティ・アフリカ地域事務局長は、新たな「世界マラリア報告書」を発表し、「同地域ではマラリアよりも新型コロナウイルスによる死者の方がはるかに少なくない。では、なぜコロナウイルスやエボラ出血熱は大きな懸念を呼んでいるのに、毎年何十万人もの子どもたちが命を落としているマラリアは懸念されないのか?」と指摘した。

報告書によると、過去20年間でマラリアとの闘いにおいて大きな進歩がみられ、マラリア対策への取り組みによって感染者数は15億人、死者数は760万人減少した。

2000年の世界全体のマラリアによる死者数は73万6000人だったが、2019年には40万9000人まで減少、マラリアの罹患率は、2000年のリスク人口 1000 人あたり80人から2019年には57人まで減少した。予防、迅速な検査、治療において成果が得られた。

一方、テレグラフによると、過去数年間、進歩と投資があまりみられなくなった。専門家らは、新型コロナの流行がこの状況をさらに悪化させる可能性があると警告している。

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