ブラジルの海岸でソ連の船員が書いた手紙が見つかる はたして手紙の内容は?【写真】

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先月9月下旬、ブラジルの海岸で過ごしていた学生グループが手紙の入った瓶を見つけた。その後、その手紙はソ連の船員が書いたものだと分かった。ブラジルの放送局「ヘジ・グローボ」が報じた。

ペロタス連邦大学(ブラジル)の薬学部生のパウラ・ソーザさんは、弟が何かが入った瓶で遊んでいるのに気が付いた。パウラさんと友人は瓶の中の手紙を取り出したが、そのために瓶の首を叩き割らなければならなかった。手紙を開いてみると奇妙な記号が並んでおり、パウラさんたちは期待が外れてがっかりした。しかし、パウラさんたちは、この謎多き手紙の写真をペロタス連邦大学の学内専用のネット掲示板に掲載することに決めた。

​パウラさんは「写真掲載して数分で2千以上の反応がありました。写真を見たある女子学生はロシアからの交換留学生グループにこの写真を送りました。このグループが手紙の最初に書かれている言葉を訳すことができました。」と語った。

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しかし、手紙の残りの部分は専門家の助けがなければ解読不可能だったので、手紙は大学の研究所に送られた。

専門家らが手紙を解析した結果は、予想だにしないものだった。手紙は歴史的にも文化的にも価値のあるものではなかったのだ。そして学生たちが期待していた宝物の地図でも愛の告白でもなかった。

船員は手紙の中で、これはアルコールの空瓶であり、禁酒法に反して飲み干したものだと打ち明けている。ソ連では1985年に禁酒法が導入されていたのだ。このこと自体、船員は航海中に酒を飲むという昔からの海の伝統を固く守ったことを強く示している。いかなる法律も海の男たちを遮ることはできないのだ。

ペロタス連邦大学の専門家らによる調査の暫定結果によると、この手紙が入った瓶はグリーンランド沖で船から投げられた可能性があるとのこと。この手紙が書かれたのは1980年代末から1990年と推定される。当時ソ連では大規模な反アルコール・キャンペーンが行われていた。

以前スプートニクでは、オーストラリアで空瓶に入った世界最古のメッセージが発見されたことを伝えた。

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