18:56 2020年10月20日
フィギュア特集
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新型コロナウイルスのパンデミックにより、3月に予定されていたフィギュアスケート世界選手権をはじめ、多くのスポーツの国際大会が中止になった。フィギュアスケーターやコーチが隔離生活のなかで来季に向けてどう調整するか考え、国際スケート連盟(ISU)は各種競技の大会スケジュールを練っている。そして今、フィギュアスケートのファンたちができる唯一のことは、選手らの昨シーズン(2019-20)最高のパフォーマンスを振り返り、楽しむこと。

昨シーズンの女子シングルで突出したのは、ロシア人コーチ、エテリ・トゥトベリーゼ門下のアンナ・シェルバコワ(16)、アリョーナ・コストルナヤ(16)、アレクサンドラ・トルソワ(15)。このスーパートリオと互角で戦える選手はほとんどいなかった。

オーストリアのグラーツで開催の欧州選手権2020での、アンナ・シェルバコワのショートプログラム『パフューム ある人殺しの物語』。フィギュアスケートの専門家らは、これを彼女の芸術的才能の真骨頂と絶賛している。

その欧州選手権で金メダルを獲得したアリョーナ・コストルナヤ。彼女自身の評価では昨シーズンの最高のパフォーマンスは、グランプリ(GP)シリーズのフランス杯でのフリースケーティング。コストルナヤは同大会のフリーで映画『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の主人公を審査員と観客の前で演じきった。

4回転ジャンプをこなすアレクサンドラ・トルソワは、「ロシアのロケット」の異名を持つ。2019年10月に行われたジャパンオープンでのフリースケーティングでは、『ゲームズ・オブ・スローンズ』のサウンドトラックに乗せて4つの4回転ジャンプを着氷した。これは女子シングルにおいて前人未到の偉業だった。

2020年の欧州選手権で優勝したロシアのペア、アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー組。ショートプログラムでこの2人に太刀打ちできる者は皆無だった。

ロシアの男子シングル、ドミトリー・アリエフ(20)常に安定したスケーティングをするわけではないが、彼の情緒的なパフォーマンスは観客を惹きつけてやまない。2020年の欧州選手権での圧巻のフリースケーティングは、同大会の輝かしい思い出の一つとなった。フリーで1位になったアリエフは金メダルを獲得した。

男子シングルの生ける伝説、羽生結弦(25)は、出来の悪いスケーティングなど思いもよらない。彼のプログラムはどれも驚くほどの芸術性を誇っている。2020年の四大陸選手権のショートプログラム、フレデリック・ショパンの曲でのパフォーマンス。観客は息をすることも忘れて見入った。

羽生と永遠のライバルの米国のネイサン・チェン(20)。その演技は、スケーティングの完成度、表現力のレベルの高さで観る者を圧倒する。チェンは昨シーズンのGPファイナルで、エルトン・ジョンの楽曲を使用したフリースケーティングで優れた演技を披露し、優勝を勝ち取った。

ロシアのアイスダンス、ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ組はそのショートダンスで2020年の欧州選手権の優勝を揺るぎのないものにした。この優勝は2015年の欧州選手権以来連覇を重ねていた王者の仏パパダキス&シゼロン組を負かし、勝ち取ったものだ。

アイスダンスファンにとって、昨シーズンのGPシリーズ、NHK杯で仏パパダキス/シゼロン組が披露した愛の物語のフリーダンスは忘れられないシーンとなった。

 

アイスダンスのマディソン・チョック/エヴァン・ベイツ組(米国)はGPシリーズ中国杯で最高の演技を披露している。エジプトの蛇をイメージしたフリーダンスは見事だった。

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