2013.04.22 , 12:44

プーチン大統領 国民との直接対話を再開

プーチン大統領 国民との直接対話を再開

   ロシアのプーチン大統領は、「生放送」による国民との対話を再開する。プーチン大統領による国民との直接対話は、2012年春にプーチン氏が大統領に再任してから初めて実施される。28日、プーチン大統領への質問の受付が開始された。「生放送」には、ロシア国民のみならず、外国人も参加することができる。プーチン大統領との直接対話は、モスクワ時間で25日12時から、主要なテレビやラジオで生中継される。

   プーチン氏が国民からの質問に直接答える国民との対話は、今回で11回目を迎える。プーチン大統領は、前回の大統領時代および2008年から2012年の首相時代を含めて、通算10回の国民対話を行ってきた。国民との直接対話は通常、2時間30分から3時間にわたって行われていたが、2011年12月の10回目の対話では、国民との対話時間が4時間26分となり、記録を更新した。

   プーチン氏による国民対話では、電話オペレーターが質問を受け付け、質問をテーマ毎にまとめているが、インターネットで寄せられた質問は、常にプーチン氏が自ら選んでいた。

   国民との直接対話では、一般市民が関心を持ち、気にかけている「平凡なテーマ」が最優先される。ロシア高等経済学院のアナリスト、レオニード・ポリャコフ氏は、質問の大部分は、社会分野に関するものだと述べ、次のように語っている。

   「これまでの直接対話の経験から、国民はまず、日常生活の差し迫った問題に関心を示すことが明らかとなっている。保険、教育、社会支援、家族、子供、物価などの問題だ。もちろん、公共サービス問題も主要テーマに含まれるだろう。大統領と一般市民との対話は、国の風潮や社会的気運を感じるために、非常に重要だ。」

  2007年に実施された国民対話では、専用回線への電話件数が236万件を上回った。ロシア大統領府が、大統領と国民の対話テーマを決めることはない。大統領への質問は、国民自らによって決められる。専門家たちによると、今年は特に、汚職対策や政府と野党との関係に関する問題が多くなるとみられている。ロシア大統領は、G8の首脳の中で、国民と直接対話を行っている唯一の首脳だ。

  •  
    シェアする