20:59 2018年09月19日
モスクワで麻雀カップ、日本人世界チャンピオンが女性ファンらと対戦

モスクワで麻雀カップ、日本人世界チャンピオンが女性ファンらと対戦

© 写真 : Японский дом
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徳山 あすか
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今月12、13日両日、モスクワ市内のジャパン・ハウスでリーチ麻雀カップが開催された。

同大会には、2014年にパリで行われたリーチ麻雀世界選手権で優勝した、初代チャンピオンの山井弘氏(日本プロ麻雀連盟)が特別ゲストとして招かれた。麻雀のルールは何種類かあるが、日本式の麻雀のことをリーチ麻雀と呼ぶ。リーチ麻雀はロシアで密かなブームとなっている。もともとロシアではチェスやクロスワード・パズルなど、室内で頭を使う遊びは幅広い世代に人気があり、麻雀もその一環として捉えられている。総勢100名の雀士が集まり熱戦を繰り広げた結果、エカテリンブルグから来たユーリー・テレギンさんが優勝した。

山井チャンピオンは、ロシア人にも強いプレイヤーがたくさんいると評価した。

「レベルの差の開きが大きいのは確かですが、手順も良くてこれからもっと強くなりそうな方が多くいらっしゃいます。勉強のチャンスがあればもっと良いと思います。例えば日本人向けには、麻雀の動画を見ながら戦術の解説を聞くことができるサイトがあります。海外の方は勉強できる機会が少ないので、戦術の解説を英語で行う動画を海外に向けて発信していくなど、方策を考えているところです。」

会場には若い女性の姿も見られた。麻雀歴3年のクセーニヤ・サクソノヴァさんは大会のためにヴォログダ市(モスクワから北東に400キロの都市)からやって来た。ヴォログダの麻雀愛好家クラブには約25名の会員がいて、毎週ビデオを見て戦術を研究している。残念ながらそういったビデオには解説がないが、ずっと見ていると、いかに個々のプレイヤーが独自の戦術をもってゲームを展開しているかが分かるという。彼女は山井チャンピオンと対戦できた感動を次のように語ってくれた。

クセーニヤさん「ゲーム開始直後に、山井チャンピオンのゲームスタイルがとても攻撃的だということがわかりました。こんなにすごい勢いで攻撃してくる人を初めて見ました。山井さんに、ロシア人もなかなかやるな、と思ってもらいたくて冷静になろうと努めましたが、パニックに陥ってしまい、全然ダメでした。」

日本に留学経験のあるオクサーナ・ヴィシヴァンナヤさんは麻雀を始めて4年になる。

「麻雀をテーマにした漫画『アカギ』を読んでハマッてしまいました。その当時はロシア語に訳されておらず、英語版のアカギを読んでいました。麻雀セットを百円ショップで偶然見つけ、それを買ってルールを覚えました。」

オクサーナさんは麻雀セットを買った直後に大学院の研究の都合でロシアへ帰国してしまい、日本人と対戦する機会がなかったことを残念に思っていたが、その後再び日本を訪れ、念願の雀荘に行った。ロシア人女性の訪問に、雀荘にいた人たちは「本当に麻雀をしに来たんですか!?」と戸惑いを隠せなかったが、いざ対戦してみると言葉の壁もなく、非常に楽しく盛り上がったという。

最後に、山井チャンピオンからロシア人雀士の皆さんにアドバイスをいただいた。「ロシアの方は非常に情に厚くて面倒見のよい方が多いですね。しかし感情的になってしまうとゲームでは非常に不利になってしまいます。麻雀は特に冷静さが必要ですから、いかに感情を抑えるかが課題かもしれません。」

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露日関係, 麻雀, 日本, ロシア
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