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    日本は米国の抱擁から離れる準備をしているのか?

    © AFP 2017/ Toru YAMANAKA
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    ドミトリー ヴェルホトゥロフ
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    今年12月に計画されているプーチン大統領の日本訪問について言えば、クリルに関するロ日間の領土争いというテーマは、大分前からロ日関係のかなり重要な点、同様に日本の政策における重要な点を隠す一種のベールのようなものになった、そう言う必要があるだろう。あらゆる措置や声明は、問題になっている島に関連した、かなりプリミティブはコンビネーションのほぼ枠内でのみ、受け止められている。

    しかし近く行われるプーチン大統領の日本訪問には、すでに9月初めの東方経済フォーラムの際ウラジオストクで実施された安倍首相との交渉同様、ほとんど注意が割かれていない興味深い側面が少なくない。

    まず第一に、両者は積極的に、クリル問題における妥協について話し始めた。バリエーションの幅は、日本への2島の引き渡しから、ロシアの主権を残したまま島で共同活動をするものまで、極めて幅広い。プーチン大統領は、安倍首相との会談を前にしたウラジオストクでのインタビューでも、ある種の歩み寄りについて話し初め、40年間、中国との交渉の対象になったアムール川の島、タラバロフ島の問題解決例を持ち出した。この問題は、ロ中間の信頼関係醸成のおかげで解決が可能となった。それゆえ日本との関係も、領土問題解決を条件づけるものになるに違いないとのことだった。プーチン大統領は、今年9月2日「もし我々の関係が、日本との間で、中国との間のような高いレベルに達するのであれば、領土問題解決を条件づけるに違いない。何らかの歩み寄りの道を見つけられるだろう」と述べた。

    クリルとタラバロフ島との比較は、おそらく、ロ日関係温暖化におけるカギとなる点である。あらゆることから判断して、プーチン大統領は、南クリルの島々の分割に原則的に賛成しているが、それはそう簡単ではない。日本も、ロシアに対し大変大きな譲歩をしなければならない。ロシアと近しく隣り合うか、あるいは戦略的パートナー関係を持つ国に実際ならなければならない。この事は、日本が米国との関係を断ち切り、ロシアの政治的領域に移らなければならない事を意味している。

    第一に、そんなことになれば、問題の代価は実際、直接明日ではないとしても、ある一定の期間に日本の政治的方向性が変化する事となるが、日本はそうしたことになぜ、同意しなければならないのか?

    この問いに対する答えは、クリル問題の枠をはるかに越えており、そもそも日本が置かれている状況に目を向けざるを得ない。

    何十年もの間、米国の軍事同盟国で、主要な経済的パートナーの一つであったこの国は、今や袋小路に陥ってしまった。日本では、すでに20年以上にわたり、経済成長のテンポが大変低く、その間景気後退も経験しているが、その原因について、日本の有名な経済学者、伊藤 隆敏(いとう たかとし)氏は、1985年の「プラザ合意」にあると見ている。当時日本は、他の米国のパートナー諸国と共に、円高を進めることにより、米国の貿易・財政赤字是正を助けることに同意した。その結果、日本のメーカーは、競争力を失い、米国に市場を譲ることになり、その事は、かつて世界最大の経済大国の一つであった日本の発展にブレーキをかけてしまった。

    また日本には、第2次世界大戦後、軍事関係において強い制限が加えられ、日本は安全保障問題において米国に頼ってきた。しかし北東アジアにおける米国の安全保障政策は、見事に失敗した。朝鮮民主主義人民共和国は、あらゆる制裁や圧力があるにもかかわらず、核ミサイル兵器を保有し、現実問題として日本を威嚇している。まして朝鮮で戦争が始まれば、在日米軍基地が、まず核攻撃の対象になるのは明らかだ。米国は韓国と共に、北朝鮮への攻撃を仕上げるための巨大軍事演習を行い、北を挑発している。この地域の米国の政策は、日本の安全を保障し約束しないばかりでなく、日本を戦争に巻き込むリスクを直接負わせている。

    日米間の軋轢や矛盾に関するリストは、こればかりではなく挙げればまだまだある。ここで全く明らかなのは、日本が、米国とのパートナー関係から、だいぶ以前に、得られるものはすべて受け取ってしまった、もう新しいものより良いものはないのだという事だ。それ故、そうした観点から、他のバリエーションを検討するというのは当然極めて目的に適っている。筆者が述べてきたことは、決してファンタジーを弄んだものではない。それが証拠に、日本は大分以前から、米政府の政策に反する、対ロ関係の政治的方針を取っているからだ。

    日本は、ロシアと関係を深めれば、すぐにでも多くのものを手にできる。経済再生のために不可欠な輸出は拡大するし、石油やガスなど天然資源をリーズナブルな価格で手に入れられる。それ以外に、北朝鮮との戦争の脅威を払拭できるか、あるいは低減できる(もし在日米軍基地が閉鎖されれば、日本の領土への攻撃の危険はなくなるし、日本は朝鮮半島での紛争に巻き込まれることはない)。このように日本にとって政治路線変更の利点は、極めて肌で感じられる顕著なものだ。

    もちろん、こうした視点は、常識はずれの突飛なものかもしれない。しかしこの観点は、なぜロ日交渉及びプーチン大統領訪日の準備が、安倍首相とプーチン大統領がクリル問題に対し正反対の立場を述べているにも関わらず、フルテンポで進んでいるのかを説明している。安倍首相は議会で、対話と経済協力の枠内で4島すべてを手に入れると約束した。一方プーチン大統領は、ロシアは領土で取引することはないと明言している。もし実際に、日本が米国の抱擁から離れるのであれば、そのコンテクストの中ではクリルは、一義的な問題ではなくなる。この問題は、一つにまとまった一連の交渉を終わらせるのでなく、それらの始りとなるに違いない。

    しかしとにかく、プーチン大統領の日本訪問とその枠内で実施される交渉が、大変興味深いものになることは確かだろう。

    なお記事の中で述べられている見解は、必ずしも編集部の立場とは一致していません。

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    露日関係, クリル諸島, 日本, 米国, ロシア
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      catss4
      エリツィンであるなら ロシア国 国民を 幸福に 豊かに 安全にという
      発想は 全くなかったはず。
      日本は日本であって 日本ではないのです。

      エリツィンであるなら むしろ ロシアを 明け渡す役目だったかしれない
      エリツィンの娘が 今も その役目を 諦めていないとか。

      なので アベノミクスは エリツィン流でいうのなら 成功です。
      それを知らなければ ・・・・・
    • avatar
      豊岳正彦
      エリツィンは日露の歴史に何の関係も影響力も無いただの酔っ払いである。
    • スズ・ノ
      スプートニクは日本を警戒しすぎています

      日本人は純粋に、支配的なアメリカのやり方に反対なのです
      プーチン大統領の目指す世界は、私たちの総意でもあるのです
    • ネットもぐら
      確かに日米経済戦争の潮目が変わったのはプラザ合意から、太平洋戦争ならミッドウェイ海戦にあたる。その次に起こったのがバブル崩壊…ヒロシマナガサキへと続く。

      日本がアメリカの戦略経済パートナーであるのは望んだ結果では無い。今この時も日本の首都圏制空権はアメリカが持っている。日本各地の米軍基地は占領したまま居座っているだけ。アメリカとの関係は選んだのでは無く選ばされた。
      ロシアとの関係は選ぶ事が出来るが日本は何処かの傘の下に居たい訳では無い。戦争継続が不可能となったので経済戦争を戦っているこれは未だなんとか継続中。プラザ合意は軍事を背景に押し付けられた、ロシアもまた軍事力を背景に平和条約を望むなら答えは多分NO!だろう。我々にも誇りがある、バルチック艦隊を破り203高地を陥落しプリンスオブウエールズを海の藻屑にしたのはその誇りの表れである。
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      酒虎碁山
      本来ならば、日、中、韓、朝、露は本当の地政学的に言うなら、米よりも連帯しなければならないはず。それを引き裂いているのは誰かということを再考するべきでしょう。過去にロシアと戦った事は日本の意思だけではないですよね?その裏にある勢力からけしかけられ、あげくには戦費をまかなわれて日本は戦争に突き進んだ。今でもその構図は変わりません。それこそが悪だと私は思います。
    • 天網恢々
      日本国民は一日も早くユダメリカからの 『抱擁』 から
      離れたいのです。

      しかし、今のキムチ政権はユダメリカの 『抱擁』 を拒否すると
      即座に、己が身を滅ぼすと考え、ユダメリカにしがみついているのが
      現状なのです。

      ゾンビ国家であるユダメリカを早く世界から駆逐する必要があります。
    • avatar
      Mieko
      国民は米国から一刻も早く離れたいと思っているが、現政権の米国追従で実現出来ない。(私としては、決別したいと思っているのだが。) もし米国の要求にNOを突きつけると、倍返しで罰金のような恐ろしいものが日本に戻って来るということに恐れているのだ。脅されているのだ。しかし、現政権は米国と同様のユダメリカの傀儡政権であるから、米国にペコペコするしかない。この状態から脱出できるように、ユダメリカを日本から追い出すべきだ。地球に存在するべきものではないと思う。
    • avatar
      hashimotofoto
      安倍晋三内閣が米国から離れると死を意味する。今の米ハザリアン政府と安倍晋三は一心同体、造反しようものなら次の日は土左衛門、安倍は日本政治会の過去を見て聞いて知っています、尚かつ田布施町半島朝鮮部落の出自が公になれば政治家としての人気も怪しいもの、今迄何人の日本愛国の政治家が殺された事か、表は自然死、病死ですが? 三権分立の司法なんか嘘っぱち。
      金と女で弱みを握れば何でも叶う、人間ですから。
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