似通うのではなく異なる性格が幸福な夫婦関係を保証 調査結果発表

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米ミシガン大学の研究者らが大規模な調査を行い、最も幸福な夫婦関係というものは、互いに全く似ていない人々によるものであることを明らかにした。

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調査のための実験は既に2016年に開始され、つい先日完了した。研究者らは、結婚してから約20年になる男女2578組を募集。それぞれの夫婦に対し、数年間にわたって日記をつけ、自分たちの感覚や感情をその中に書き込み、夫婦関係への評価を行っていくよう依頼した。このような方法は1回限りのアンケート調査よりもはるかに信頼性が高いと、研究者らは指摘している。

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実験の結果、自分たちの関係に最も満足していたのは、それぞれのパートナーの性格が互いに大きく異なる夫婦だったことが明らかになった。今回の調査結果は、マッチングアプリやマッチングサイトの開発の際に応用されていく可能性がある。これらのサービスの大部分が相手を選び出す際の原則として現在採用しているのは、互いの間の類似点であって、相違点ではない。

ただ、一部の研究者らは、このような夫婦による関係が満足感を与えるとの結果について、実験に参加した人々の年齢によってもたらされた可能性があると指摘。実験に参加したほぼ全員が、50歳を過ぎていた。心理学者らは、それだけの年数にわたって共同生活を送っている間に、互いの間の意見対立を和らげて性格の違いに注意を払わないようにすることをそれぞれの夫婦が習得したのかもしれないとしている。

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