08:10 2020年12月06日
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米ミシガン大学の研究者らは、若年期に発生する酸化ストレスは寿命を短くするだけでなく、むしろ寿命を延ばすことにつながることを明らかにした。酸化ストレスとは何か、そして研究者らがこの発見をどのように利用しようとしているのか、スプートニクが紹介する。

中国国営の新華社通信によると、研究者らは、自家受精により遺伝的に同一子孫をつくることが可能な線虫カエノラブディティス・エレガンスで実験を行い、1個体から生まれた全ての線虫を一定の条件化に置き観察を行った。そうした中、線虫の寿命はさまざまな結果を示し、3日で死亡するものもあれば、20日生きたものもあった。

線虫本体の分析では、生きた有機体の細胞内で幼生期に酸化ストレスを経験した線虫は長寿化したことを示した。この場合、生きた有機体内に非常に多くの活性酸素が蓄積し、その中で発生した酸化ストレスは、遺伝子や他の内部構造に損傷を与えることが判明した。

酸化ストレスとは

酸化ストレスとは、有機体に死をもたらす老化のプロセスの一部のこと。酸化ストレスは、過剰な身体的運動カロリー不足によって若年時でさえ生じるおそれがある。

しかし、線虫を使った実験が示しているように、発達の初期段階においては、酸化ストレスは線虫個体に死をもたらすのではなく、反対に、独特の「訓練」として機能した。この訓練は、老齢期におけるより多くの酸化ストレスの発生への備えとして一定の線虫に影響を与えた。

今後、研究者たちは、類似のメカニズムが人間や他の哺乳類で機能するのか研究を進める予定だ。もし有機体内でのこうした干渉の研究開発が現実的に可能となるなら、この干渉を人生のより遅い時期に機能させ、老化のプロセスを遅らせることにつながる。


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