12月15日、16日にかけて行われたプーチン大統領の訪日は、平和条約と南クリル諸島という2つの主要テーマと、2国間の経済協力に捧げられた。
会談の結果、プーチン大統領と安倍首相は共同声明を行い、南クリル諸島における日本とロシアの共同経済活動に関する協議開始が、平和条約締結への重要な一歩になり得ると指摘した。さらに、ロシアと日本は60以上の様々な合意書に調印した。
日本政府は、高齢化する元島民が南クリル諸島(北方領土)を自由に訪問できるために、現在の船による往来に加え、飛行機でも往来できるようロシア側と協議を進める方針。NHKニュースが報じた。
安倍晋三首相は9日、山口県下関市で開かれた自身の後援会会合で、今年が憲法施行70年の節目に当たることを踏まえ「新しい国造りに向け、さまざまな課題に挑戦していきたい」と述べ、悲願の憲法改正に意欲をにじませた。共同通信が報じた。
南クリル諸島(北方領土)での日露の共同経済活動は平和条約締結に向けてプラスとなる。安倍首相はNHKの番組で述べた。
12月19日、菅義偉官房長官は、領土問題を解決するのは簡単ではないが、両首脳は南クリルでの共同経済活動に関する協議を決め、解決に向けた大きな一歩を踏み出したと述べた。これに先立ち、首相本人も今回のプーチン大統領の訪日は「日露関係を新たな高みに導く」ものであったと述べ、首脳会談をきわめて高く評価した。
プーチン露大統領と日本の安倍首相は2日間に渡った経済取引交渉を終了した。第2次世界大戦の終戦後、二国関係に暗雲を垂れ込めさせてきた領土問題には待望のブレイクスルーはついぞ起こらなかったものの、首脳会談の結果、双方はあわせて68もの大型合意を締結した。
プーチン大統領の訪日を機に「スコルコヴォ」基金とパナソニックが来年の実務協力戦略で合意した。
東京都内で16日開かれた「日露ビジネス対話」で大手商社幹部は「日露関係のターニングポイント(転換点)になるかもしれない」と歓迎。共同通信が伝えた。
安倍晋三首相は18日夜のフジテレビ番組で、日ロ首脳会談で協議入りに合意したクリル諸島での「共同経済活動」について、両国による特区をイメージしていると明かした。共同通信が報じた。
プーチン大統領は、山口県長門市を訪れた際に安倍首相と象徴的な贈り物を交換した。プーチン大統領には安倍首相から「プチャーチン来航図」と呼ばれる絵の複製が、安倍首相には「コローメンスコエのロシアのトロイカ」という名の絵が贈られた。
日本は12月15日、16日に行われた日露首脳会談で幾分かロシアに譲歩した。上智大学の上野俊彦教授がそのような見解を示した。
プーチン大統領と安倍首相の会談は両国マスコミとソーシャルネットワークでの主要テーマとなった。
プーチン大統領は、日本との平和条約締結について、二国間関係の最も主要な課題だとみなしている。また経済協力の発展も、この課題実現の道具になるに違いないと考えている。
ロシアと日本は高等専門教育機関協会の創設に関する合意に調印した。16日、ロマノソフ記念国立モスクワ大学広報部が明らかにした。
プーチン大統領訪日の意義は非常に大きい。近い将来に領土問題が解決されるとは期待しないほうがいいにしろ、共同経済プロジェクトの発展を通じて両国は信頼関係を築くことができるようになる。モスクワ国立大学アジアフリカ諸国大学東洋諸国政治学部准教授でロシア国際問題評議会の専門家イリーナ・ロマーノワ氏はそう見ている。
プーチン大統領は16日金曜、訪日プログラムの2日目を東京で実施。安倍首相との交渉のほか、両国のビジネスフォーラムに参加し、「講道館」を視察する。
露日投資基金の設立でロシアに100億ドルが融資される。ロシア直接投資基金のキリル・ドミートリエフ総裁が記者らに述べた。
共同通信の報道によれば、ロシア大統領と安倍首相はすでに宇部を発ち、2日目の交渉プログラムの場所である東京へ向かった。今日は濃密なスケジュールが両首脳を待っている。
露日首脳会談初日の結果の1つになったのは、ガスパイプライン「サハリンー北海道」建設と2国間経済関係発展に対する相互的関心があることが確認されたことだ。
東京のコンサートホール「JTアートホール アフィニス」で16日、ロシアのハープ奏者アレクサンドル・ボルダチョフ氏とウクライナのヴァイオリニスト、アレクセイ・セメネンコ氏のコンサートが行われる。リア・スプートニクにボルダチョフ氏本人が伝えた。
共同通信によると、来日中のロシアのプーチン大統領が16日に東京都内を訪れるのに合わせて、警視庁は機動隊員ら7千人を動員し、首脳会談が開かれる首相官邸周辺や東京都港区のロシア大使館などで警戒態勢を強化する。