三菱電機ロシア、モスクワの東洋美術館で展覧会「日本の夏」を開催

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三菱電機ロシア、モスクワの東洋美術館で展覧会「日本の夏」を開催 - Sputnik 日本
三菱電機ロシアとロシア国立東洋美術館は、6日から共同プロジェクトである展覧会「日本の夏」を開始した。今年2018年は三菱電機のロシア進出20周年でもあり、東洋美術館開館100周年でもあるという、両者にとって記念すべき年だ。三菱電機ロシアは、10年前から東洋美術館をサポートしている。

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「日本の夏」は三部構成で、会期によって違った趣向の展示が楽しめる。6月6日~7月8日は首藤定(しゅどう・さだむ)氏のコレクション展、7月12~8月5日はイーゴリ・サクロフ氏のイラストレーション「日本より愛をこめて」、8月9日~22日は写真展「日本人写真家、溝渕ひろしと弟子の目から見た日本文学」が開かれる。

現在展示されているのは、首藤定氏のコレクションだ。首藤氏は戦前、浮世絵や日本画、陶磁器などのコレクターだった。満州で実業家として名を馳せ、いつか自身で美術館をオープンさせることを夢見ていた。しかし敗戦後、満州の在留邦人の貧しい暮らしぶりに胸を痛めた首藤氏は、自らのコレクションをソ連に引き渡し、見返りに食糧を得ることを決意した。100トンの雑穀と引き換えに、首藤氏のコレクションは散り散りになってしまったが、後にコレクションの調査研究が行なわれ、今では東洋美術館が多くを所蔵している。

イーゴリ・サクロフ氏は、ロシアの人気作家、ボリス・アクーニン氏の小説の挿絵を手がけていることで知られている。アクーニン氏の推理小説「エラスト・ファンドーリン」シリーズの「ダイヤモンドの馬車」は、主人公ファンドーリンが日本に外交官として赴任し、悪と戦うというストーリー。展覧会では、ダイヤモンドの馬車の挿絵を通して、明治時代の日本の様子を知ることができる。

© 写真 : 東洋美術館提供「ダイヤモンドの馬車」第二部の挿絵 画:イーゴリ・サクロフ氏
「ダイヤモンドの馬車」第二部の挿絵 画:イーゴリ・サクロフ氏 - Sputnik 日本
「ダイヤモンドの馬車」第二部の挿絵 画:イーゴリ・サクロフ氏

「日本の夏」のフィナーレを飾るのは、芸妓や舞妓の情緒あふれる写真で知られる溝渕ひろし氏の作品だ。花街の写真のほか、日本文学に登場する日本各地の風景写真が展示される予定だ。

三菱電機ロシアの小野田宏幸社長は、日本という国を知ってもらい、将来的に三菱電機のマーケット・プレゼンスを高めるためにも、イベントの支援は意義があると考えている。三菱電機ロシアは今年3月にも、モスクワ中心部のトヴェルスコイ並木通りで写真展「伝統と現代を生きる日本」を開催している。

小野田氏「ロシアは国民の皆さんが芸術に親しんでいる国なので、こういった催しを通して、日本に興味をもってもらい、三菱電機というブランドだけでなく、日本そのものも知ってもらえればと思います。ロシアはこれからどんどん発展していく国。地元のパートナーとの協力の形も色々あると思いますし、ビジネスチャンスは増えていくでしょう。クオリティの高い製品や技術で、ロシアの発展に貢献したいと思います。」

© 写真 : Mitsubishi Electric (Russia) LLC三菱電機ロシアの小野田宏幸社長
三菱電機ロシアの小野田宏幸社長 - Sputnik 日本
三菱電機ロシアの小野田宏幸社長

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