インドはロシア市場で日本に取って代わる?経済フォーラムを取材したインド人記者に聞く、ビジネスの課題

© 写真 : Dr Rameshwar Singh, Moscowインド代表団
インド代表団 - Sputnik 日本, 1920, 22.06.2022
独占記事
18日に閉幕した、第25回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム。このロシア最大の経済フォーラムで最も注目された国のひとつがインドである。非友好国となり代表団を送らなかった日本やその他の欧州の国とは違い、インドはロシアとの新ビジネス開拓に積極的な姿勢を見せた。特にモスクワ市とは「ロシアとインド:パートナーシップの新しい地平線」と題した会合をもち、あらゆる分野での協力を約束した。
経済フォーラムにおいて、大臣クラスを含む50人以上のインド代表団に取材し、主要な会合に同席したインド人ジャーナリスト、ドクター・シンク・ラメシワール氏に話を聞いた。ラメシワール氏は、ニュースポータル「Disha」の創設者で、ロシアインド友好協会を立ち上げるなど、両国の交流に取り組んでいる。インドはどのようにロシアビジネスを進めていくつもりか、話を聞いた。
ラメシワール氏は、インドは日本よりもヨーロッパに取って代わりたい、と指摘する。

「昔は日常で使うこまごまとしたものの中に、インド製品がたくさんありました。それがヨーロッパに取って代わられてしまった。今インドは、日用品分野で、かつてのシェアを取り戻すチャンスだと捉えています。日本の製品に取って代わる可能性があるのは、自動車製造の分野とか、自動車部品だと思います。インドは必要なものをロシアに送る用意があります」

ウラジオストク市長 - Sputnik 日本, 1920, 18.06.2022
ウラジオストク市長「日本との文化交流なくして日本との経済発展なし」早期の観光再開に望み
インドのビジネス界はロシアとの協力に非常に前向きだが、フォーラムでは取り組むべき課題が浮き彫りになったと振り返る。

「インドからロシアへの輸送は、ムンバイ、イラン、アゼルバイジャン、モスクワ、サンクトペテルブルクというルートがあって、すでに船が出ています。インドはこれを安全なルートと考えています。しかしロジスティクスの問題は大きいです。コンテナも船も全然足りないですし、現在使える航路は、インドからロシアに輸出するのに、じゅうぶんな量をさばけるものでは決してありません。あと、支払いの問題も、まだ解決できていません。ルピーとルーブルでの取引はごく一部でのみ行われています。そういう契約はかなり昔からあったのですが、契約内容でそう書いていても実際は違う方法で払うということがよくあったわけです。今、ドルやユーロで支払うことを避けるために、これを改めようとしているわけですね。プーチン大統領も述べているように、ロシアは自国通貨での取引を推奨していますから。インドにとってもロシアにとっても、ドルやユーロを経由しない直接取引は、安全な方法だと考えます」

コートジボワール・ロシア商工会議所会頭  - Sputnik 日本, 1920, 18.06.2022
経済フォーラム外国人参加者に聞く、ロシアに来た理由 各国が新規プロジェクトを模索中
ラメシワール氏によると、すでにインド当局は、問題解決に向けて動き始めたという。世界的なロジスティクスの問題が解決されるのには時間がかかりそうだが、その障害さえなくなれば、インドとロシアが接近するスピードは非常に早くなるだろう、と期待を見せる。
関連ニュース
サンクトペテルブルク国際経済フォーラム 欧米はプーチン大統領の演説にどう反応したか
「露日は連絡を維持。長期的な協力を確信」=露極東開発相
ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала