ピューリッツァー賞理事会がNYTとWPから賞を撤回せず＝アクシオス

ピューリッツァー賞理事会は、ドナルド・トランプ前米大統領の要求を拒否し、ワシントンポスト紙とニューヨークタイムズ紙からピューリッツァー賞を撤回しないと決定した。アクシオスが報じた。

2021年10月3日、トランプ氏は、「ロシアの干渉」の調査とロシア共謀疑惑についての記事でニューヨークタイムズ紙とワシントンポスト紙が2018年に授与されたピューリッツァー賞を撤回するよう要求していることが明らかになった。

トランプ氏は両紙の記事を「政治的に動機付けられた茶番劇」と見なしたため、賞の撤回を要求した。

ピューリッツァー賞理事会の発表によると、受賞者の記事の引用、見出し、発言のいずれも、受賞後に明らかにされた事実によって信用を失っていないため、トランプ氏の要求を満たす理由はない。

2016年の米大統領選挙へのロシアの干渉およびトランプ氏とロシアが関係していたことへの疑惑調査は連邦捜査局および米議会が行っていた。トランプ氏がロシアと交渉を持っていた疑惑に関してはホワイトハウス側もクレムリン側も共に否定している。

以前、トランプ氏は米国の役人がロシアについての嘘を使って政権運営を複雑にしていたと表明していた。

これより前、トランプ氏は、2024年の大統領選挙に出馬することを決定したと語った。

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