14:06 2020年10月26日
フィギュア特集
短縮 URL
0 30
でフォローする

アリーナ・ザギトワ選手(17)にとって今シーズンは厳しい。グランプリ(GP)シリーズに2度出場し、銀と銅メダルを獲得。これでGPファイナル出場は確保できたものの、ザギトワに対する批判は激しさを増している。ザギトワの選手生命はこれで終わりとなるのだろうか。このテーマにアイスダンス五輪金メダリストのタチアナ・ナフカ氏が答えた。

過去のシーズンを席巻してきたザギトワの成績が今シーズン悪化したのはまず、今までジュニアだったエテリ・トゥトベリーゼ監督門下のスーパートリオがシニアへと上がってきたのが理由だ。それは4回転ジャンプを会得したアレクサンドラ・トルソワ選手アンナ・シェルバコワ選手、トリプルアクセルを武器とするアリョーナ・コストルナヤ選手の3人。

ザギトワはまさにこの3人との競争を強いられ、なかなか首位には立てず、四苦八苦の末にメダルにたどり着いているというありさま。こうなったのは、若い選手らの技術力が世界チャンピオンのザギトワより優れているためだ。トルソワは自分のプログラムに4つの4回転を組み込んでおり、それらの得点を合計すると(ミスなく成功させた場合)少なくとも50点を獲得できる。コストルナヤや紀平梨花選手、また他の数人しか跳ぶことのできないトリプルアクセルは、ウルトラC級の技だ。

ザギトワはGPシリーズのフランス大会、NHK杯で好成績を収めたが、芸術的で質の高い、滑らかなスケーティングだけでは、若い選手らを凌駕するには不十分だ。なぜなら、若い選手らのジャンプのコンビネーションの方がはるかに難易度が高く、それがゆえに高得点を獲得できるからだ。 エフゲニア・メドベージェワ選手もザギトワと似たような状況に陥った。こちらのほうは、演技にミスはなく、また、一部の専門家やファンによると、難しいジャンプが跳べる若い選手の演技内容よりメドベージェワの方が興味深いものだったかかわらず、GPファイナルの出場資格は得られなかった。

​先日、アイスダンス五輪金メダリストのロマン・コストマロフ氏から、ザギトワは引退すべきという発言が出た。コストマロフ氏は、ザギトワにはハイレベルの戦いを続ける能力がないとみなしており、メドベージェワについても選手キャリアを終えたほうがいいと進言した。

だが一方、コストマロフ氏とアイスダンスペアを組んでいたナフカ氏は、選手としてのキャリアを終わる決断は自分で下すべきと考えている。ナフカ氏はこの件に関するインタビューで「ああ、それはとても難しい問題です。誰が誰のキャリアを終わらせるべきか、そして誰を続けさせるべきかを判断したりしてはいけないと思います。こうした問題を決められるのは選手本人、またはコーチだけですから」と答えている。

また、ナフカ氏は、1位を保持できないがために、ザギトワにこの先、大きな災難が降りかかるとは考えていない。

「いずれにしても、ザギトワは今大人の体型に変化しているところです。メドベージェワはすでにこの段階を終えていますが、ザギトワは今、その真っ只中にいます。私たちは、ザギトワがより女性らしくなったと感じています。2018年の平昌五輪でザギトワは少女でしたが、今は美しい女性です。もちろん、言うまでもなく、今はザギトワにとって難しい時期ですが、この先、どうなるか見てみましょう。しかし、今現在ザギトワは世界で最も偉大なフィギュア選手で、オリンピックチャンピオンです。たった17歳なんですよ。まだまだ人生は始まったばかりです。これからどれだけ多くの可能性の扉を開いていくことでしょうか。」

いよいよ5日、イタリアのトリノでGPファイナルが開幕する。ザギトワは女子シングル6選手のうちの1人として出場し、トルソワ、シェルバコワ、コストルナヤ、米国のブレイディ・テネル選手、紀平と対戦する。

© Sputnik / Savitskaya Kristina
グランプリファイナル 演技時間一覧 (前半戦)
© Sputnik / Savitskaya Kristina
グランプリファイナル 演技時間一覧 (後半戦)

フィギュアスケート2019-2020シーズンGPシリーズの予定、GPシリーズに出場する最も人気のあるフィギュアスケート選手のリスト等はスプートニクの特設ページをご覧ください。

タグ
フィギュアスケート, 五輪, アリーナ・ザギトワ, スポーツ
コメント・ガイドディスカッション
スプートニク経由でコメントFacebook経由でコメント
  • コメント