00:14 2020年08月13日
フィギュア特集
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7月11日、フィギュアスケートのある種の「オスカー」となるであろう「ISUスケーティングアワード(ISU SKATING AWARDS)」の授賞式が行われる。だが、この待ちに待ったイベントは新型コロナウイルスの影響によりオンラインで行われる。オリンピック金メダリスト、アリーナ・ザギトワのファンたちは、ザギトワが受賞なしの無冠に終わるかもしれないという情報に非常に驚いた。

ロシア・フィギュアスケート連盟のワレンチン・ピセーエフ名誉会長はリア・ノーヴォスチ通信に、「ISUスケーティングアワード」を主催する国際スケート連盟(ISU)は候補者を選ぶ工程を明確に説明し、最終候補にザギトワは入っていないのになぜエフゲニア・メドベージェワが名を連ねているのかなどの疑問が生じないようにするべきだと語った。  

「スプートニク」は「ISUスケーティングアワード」選考委員会のメンバーでISU副会長のアレクサンドル・ラケルニク氏に説明を求めた。ラケルニク氏は、ザギトワが最終候補にノミネートされていない理由について説明した。同氏は、それは非常に単純なものだとし、次のように語った-

「理由は月並みなものだ。アリーナは年間サイクルの前半で競技活動を停止したため、賞を前にスポーツシーズンを完全に消化しなかった。ISUスケーティングアワードには独自の選考基準がある。たとえば、さまざまな国のファンやメディアによるオンライン投票などだ。ショートリスト(最終候補)は、アリーナが競技活動を停止して参加しなかった大会の結果に従って作成された。これはISUがアリーナ・ザギトワの重要かつ非常に高い成果を考慮していない、または否定していることを意味しているわけではない。反対にISUは、現在ザギトワがフィギュアスケートにおける最大のアスリートの1人であることを理解している。ISUスケーティングアワードの投票の特定の基準だけが、ザギトワがショートリストに入ることを許さなかった。」

ロシアメディア「Sport24」によると、ロシア功労コーチのタチアナ・タラソワ氏も同じ理由でザギトワは「最優秀選手賞」の最終候補に入らなかったとの見方を表している。タラソワ氏は次のように語っている-

「候補者リストの中にふさわしくない名前は一つも見当たりません。アリーナが最終候補に選ばれなかったのは、彼女がシーズンを滑り切らずに競技活動の停止を発表したことと関係していると思います。これは私にとって論理にかなっています。競技活動を停止し、シーズンを滑り切らなかった女の子になぜ投票しなければならないのでしょうか?アリーナのファンはがっかりする必要はありません。アリーナには素晴らしいプログラムがありましたが、彼女はただそれらを滑り切らず、活動を停止し、ロシア選手権にも欧州選手権にも出場しませんでした。」

一方、ザギトワのファンコミュニティにはこのような説明を受け入れることができない人たちもいる。一部のファンは、ISUスケーティングアワードの基準によると、ある賞はフィギュアスケートの発展に最も寄与し、幅広いファン層を持ち、メディアの注目度が高く、スポンサー契約を結んでいる選手に贈られるとされているが、ザギトワはこのすべてに当てはまっていないとでもいうのか!?と疑問を投げかけている。

一方、「最優秀コーチ賞」の候補者、エテリ・トゥトベリーゼ、ラファエル・アルトゥニアン、ブライアン・オーサーの3氏について、ソルトレイクシティ五輪アイスダンス銀メダリストで現在は振付師として活躍するロシアのイリヤ・アベルブフ氏は、昨シーズンの結果に基づき同タイトルにふさわしいコーチたちが選ばれているとの見方を示している。Sport24が報じた。

アベルブフ氏は「3人の候補者全員が(この賞に)非常に、非常にふさわしい人たちだ。結果と流派を考慮した場合、おそらくエテリが本命だが、2人のライバルが誰かを理解する必要がある。彼らはフィギュアスケートで大きな経験と絶大な重みを持つ専門家であり、教え子たちと偉大な成果を成し遂げている。だが、エテリを応援しよう」と語っている。 

なお、ISUスケーティングアワードをめぐり、受賞に値する選手は大勢いるものの、賞の数があまりにも少ないことが懸念を呼んでいる。すでに「最優秀選手賞」を男子シングル、女子シングル、ペア、アイスダンスに個別に授与する案が出ているのはそのためかもしれない。しかし、このような案が実現する可能性はどのくらいあるのだろうか?ラケルニク氏は次のように説明している-

「この案についてはまだ議論されていない。しかし、ISUスケーティングアワードは今回が第1回であり、初めての開催であることを忘れないでほしい。そのため、なんらかの欠点が見つかり、後に修正される可能性がある。重要なのは、コロナウイルスの世界的大流行のためにその開催案を葬らず、前に進む用意があることだ。」

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