2012.09.22 , 11:58

預言者侮辱映画への抗議デモ イスラム諸国で新たな犠牲者

預言者侮辱映画への抗議デモ イスラム諸国で新たな犠牲者

   米国で製作された反イスラム映画「イノセンス・オブ・ムスリムズ」への新たな抗議デモの波が21日、恒例の金曜礼拝の後、イスラム諸国で発生した。

   パキスタン政府は21日を「預言者を敬愛する日」とし、国民に向けて暴力行為を自制し、抗議の念は平和的に表すよう呼びかけたが。パキスタンでは少なくとも19人が死亡した。カラチで14人、ペシャワルで5人が死亡した。カラチでは、デモ参加者を解散させようとした警察が、空に向けて威嚇発砲した。警察によると、何者かがデモ参加者に向けて発砲し、死者がでたという。首都イスラマバードでは、デモ参加者が米大使館など多くの在外公館が集中している地区に侵入を試み、大勢の負傷者が出た。パキスタンでは別の大都市でも混乱が発生した。

   イスラム世界の反西欧感情は、主に米国に向けられている。だが、フランスの風刺雑誌シャルリー・エブドが、預言者ムハンマドの風刺画を掲載したこともさらに状況を悪化させた。フランスのイスラム共同体のリーダーらは、シャルリー・エブドを批判した。フランスにある全てのイスラム寺院では21日、冷静さを保つよう呼びかけられた。

   バングラデシュの首都ダッカでは、暴徒化したデモ隊がフランスと米国の国旗を燃やした。マレーシアの首都クアラルンプールでは、約2000人が米大使館の前で平和的な抗議デモを開き、「宗教的感情の侮辱は、言論の自由ではない」と書かれたプラカードを掲げるデモ参加者もいたという。

   レバノン南部では、イスラム教組織「ヒズボラ」が主催した抗議デモが開かれ、米国とイスラエルの国旗が燃やされた。イラクでも反米デモが開かれた。

BBC

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