2014.12. 6 , 01:17

絵画への猫たちの侵入

絵画への猫たちの侵入

「犬は散文、猫は詩」という表現がある。モスクワで新年を前に、現代ロシアの芸術家たちの展覧会「マネージの猫たち」が開かれる。この展覧会は、猫をテーマにしている。インターネットのネット文化において最も愛され、最もよく登場するキャラクターの一つである猫が、絵画、彫刻、グラフィック、写真、動画、インスタレーションなどの様々なジャンルの芸術的表象として初めて紹介される。

展覧会では現代ロシアの芸術家80人の作品が展示される。その中には、ソ連の有名なアンダーグラウンドの代表者オレグ・ツェルコフとオスカル・ラビンもいる。展覧会のキュレーターを務めるエゴール・コシェレフ氏は、「利用可能なあらゆる情報チャンネルを用いた猫たちの強力な文化的拡張が行われている。人気のある動画サイトには、猫の兄弟たちの心温まるいたずらを撮影した数千本の動画が毎日投稿され、SNSは、カリスマ猫たちの情報を世界中から配信している。ブロガーが猫を記事にした場合は、『いいね!』の数が増えることが保障されている」と語っている。

レオナルド·ダ·ヴィンチ、アルブレヒト·デューラー、パブロ·ピカソ、アンディ·ウォーホルなどの世界に名を馳せる画家たちも猫を描いている。英国の画家ルイス·ウェインは、猫をテーマにして世界的な画家の仲間入りを果たした。ウェインは、人間世界をパロディー化した猫の姿をよく描いた。ウェインは、後に映画、アニメーション、おもちゃ、様々な製品のブランドになった猫の社会を考え出した。

現代ロシアの画家の中で特に好んで猫を描いたのが、ユネスコ国際美術家連盟の会員のステパン・カシリン、ペテルブルグの画家マリヤ・パヴロワとウラジーミル・ルミャンツェフだ。ルミャンツェフには、「ペテルブルグの猫たち」という作品集がある。ルミャンツェフは、表現力豊かに、そしてユーモアたっぷりに猫たちを描いている。ルミャンツェフと同じく猫たちもサンクトペテルブルグに住み、屋根の上を散歩したり、仕事へ行ったり、釣りをしたり、ゴルフをしたり、詩人や天使と友達になったり、歌を歌ったりしている。そんな猫たちの多くは、「人生は上手くいっているよ」と言っているようで、観る人たちに、人生を愛し楽しむことや、楽観的なものの見方を伝える。ルミャンツェフが描く猫たちの絵は、ペテルブルグのある種の名物となった。ルミャンツェフの作品は、ロシアの8カ所の美術館のほか、ドイツ、米国、英国、フィンランド、スウェーデンの個人コレクションに納められている。

展覧会「マネージの猫たち」は、12月30日から1月20日まで開催される。

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