05:02 2020年01月24日
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オーストラリアのグリフィス大学の考古学者らが、インドネシア中部のスラウェシ島にある洞窟で、獣人の狩猟シーンを描いた約4万4千年前の壁画を発見した。英学術誌「ネイチャー」が報じた。この壁画は、神話が存在したことを示す最古の証拠となり得る。

同誌によると、全長4.5メートルにわたる壁画の一部には、イノシシや水牛が描かれている。その横には人間に似た、小さな生き物が描かれているが、尾や動物の頭といった動物の特徴を有している。壁画の別の部分には手に槍やロープを持つ人間たちに囲まれた水牛が描かれている。

​この壁画に関して、同大学のアダム・ブルム博士は「我々の祖先が自然界に存在しないものを想像していたかもしれないことを示す現時点で最古の例だ。獣人は世界のあらゆる民族の神話や伝承に存在しており、また、獣人は通常、神、先祖、精霊と関連がある」と述べている。

​一方、ネイチャー誌によると、すべての研究者が、今回発見された壁画を1つの作品と考えているわけではない。数千年の間の様々な時期に描き足された絵だと捉えている研究者もいる。

これまで、物語性のある最も古い壁画は欧州にあると考えられていた。ネイチャー誌によると、その壁画は1万4千~2万1千年前に描かれたものだという。

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歴史, インドネシア, 考古学
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