韓国、米輸出規制のFDPRから除外

韓国の産業通商資源部（省に相当）は4日、米国が対ロシア輸出規制を巡って域外規制の「外国直接製品規制（FDPR）」を韓国には適用しないと発表した。

産業通商資源部の呂翰九（ヨ・ハング）通商交渉本部長は米国のドン・グレイブス商務省副長官と3日に、FDPR適用免除について協議を行った。韓国側によると、米国は韓国の対ロシア輸出規制の履行方策が国際社会の水準に同調していると評価し、韓国をFDPR対象外の国に含めると決定した。

FDPRは、米国製のソフトウエアや技術を用いた製品を輸出する際に米政府の許可を必要とする規則。米国はウクライナ危機を背景に、FDPRをロシアの輸出制裁に含めている。

産業通商資源部は「韓国政府は今回のFDPR対象外の決定に伴い、米国など国際社会と同じような水準の追加の輸出規制措置に入ることになる」と明らかにした。

これより前、韓国は、米国との協議の結果、銀行分野における具体的な対露制裁措置を決定した。この措置には、ロシアの多くの銀行との業務停止、ロシア債券への投資、SWIFTの排除などが含まれる。

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