04:56 2021年04月13日
フィギュア特集
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ロシアのフィギュアスケート名コーチ、エテリ・トゥトベリーゼ氏も涙をこらえることはできなかった。ロシア選手権で教え子のアンナ・シェルバコワ選手(16)がフリー演技を見事に演じ切ると「鉄のコーチ」と呼ばれるトゥトベリーゼ氏も思わず目を潤ませた。教え子たちは、同コーチがこれほど感情を表に出したのは平昌五輪以来のことだと口々に語る。

12月26日、シェルバコワ選手はロシア選手権3連覇を達成。フリー演技の得点は183点と、世界最高を17点も上回る出来だった。シェルバコワ選手は1カ月ほど前に肺炎を患い、完全には復調きていなかった。今大会も直前までコーチ、両親ともに棄権するよう説得したが、同選手は出場を決めた。

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Публикация от Russian female figure skaters (@loverussianskaters)

トゥトベリーゼコーチは「チャンネル1」のインタビューで次のようにコメントしている:「なぜ涙ぐんでいたのか?感情が高ぶってしまいました。今日のアーニャ(=シェルバコワ選手)は不可能なことをやり遂げました。彼女の力を超えていました。調整を重ねることができず、肺炎で修正を迫られました。何度か彼女に棄権しよう、と持ちかけましたが、アーニャは断固として『議論の余地もない』と突っぱねました。」

シェルバコワ選手の演技をトゥトベリーゼコーチは「克服」と評した。「これまであったことをすべてまとめる言葉は、克服、ですね。私にとっては肉体と精神状態の克服であり、というのはやはり重圧であるとか、とにかく大変辛かったです。アーニャにとっては英雄的な行動です。」

もう1人の教え子、カミーラ・ワリエワ選手(14)によると、トゥトベリーゼコーチの涙を見たのは2018/2019シーズンにアリーナ・ザギトワ(18)が「オペラ座の怪人」でGS(グランプリシリーズ)モスクワ大会を優勝した時以来だという。

しかし今回のロシア選手権で涙を見せたのはトゥトベリーゼ氏だけではない。同チーム振付師のダニイル・グレイヘンガウス氏も同様だった。

© Sputnik / Maxim Bogodvid
シェルバコワ選手とダニイル・グレイヘンガウス氏

また2002五輪チャンピオンのアレクセイ・ヤグディン氏もテレビ解説をしながら生中継で泣いていた。著名コーチのアレクサンドル・ジューリン氏もトルソワ(16)、ワリエワ、シェルバコワの演技には涙が出たと後に語っている。ソ連功労コーチのタチアナ・タラソワ氏ももちろん泣いていた。

トゥトベリーゼ氏はISU(国際スケート連盟)の最優秀コーチ賞を受賞する一方、厳しい性格でも知られている。同氏は2020年7月、女性誌Elle日本版の「毒コーチ」ランキングで1位に選ばれている。


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ロシア, フィギュアスケート, エテリ・トゥトベリーゼ, アンナ・シェルバコワ
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