20:30 2021年07月24日
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中国とロシアは、今後10年以内に月に最初の宇宙飛行士を送り込む準備をすすめており、国際月科学研究ステーションを建設する計画にすでに合意している。この計画には、ロボットによる月面でのミッションと、月面探査の法的枠組みの策定などが含まれている。このロシアと中国による計画の大部分が、NASA(米航空宇宙局)が主導する月探査計画「アルテミス」と似ているという。米ニュースサイト「ザ・ヴァージ」が報じた。

同ニュースサイトによると、中国国家航天局(CNSA)の呉燕華副局長はロシアのサンクトペテルブルクで開催された宇宙探査の国際会議で、このロシアと中国による共同計画を発表した。呉副局長は、この計画は3つの段階に分けられると説明している。2021年から2025年までの第1段階では、ロボットによる月探査を少なくとも6回実施するが、ミッションはロシアと中国が分担して行う予定。この探査の目的は、将来実施する月面着陸地点の調査。第2段階(2026年から2035年まで)では、建設と大規模な貨物輸送に重点を置き、月周回軌道と月面に施設を設置する。第3段階となる2036年には、宇宙飛行士による月面での研究が開始される。

「ザ・ヴァージ」によると、ロシアと中国の月探査計画は、この両国と米国との間での競争を誘発する。NASAの月探査計画「アルテミス」では、2024年に米国の宇宙飛行士が月に向かい、月面で長期的に米国のプレゼンスを確立することになっている。また、NASAは、日本、カナダ、欧州宇宙機関と協力して、月軌道プラットフォームゲートウェイの建設を進めている。このプラットフォームは、将来的に設置される月面ステーションに向かう宇宙飛行士のための中継地点になると思われている。一方で、月探査のための特別な法的枠組みに取り組んでいるロシアと中国は、共同プロジェクトである「国際月科学研究ステーション」は、NASAを含む国際的なパートナーが参加できるように開かれていると発表している。

スプートニクは先日、ロシアは、NASAと将来的な金星の研究計画について協議していると報じた。

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宇宙飛行士, 米国, 宇宙, 中国, ロシア
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