英国のメイ首相は議会での報告で、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんが毒物による襲撃を受けた事件に、ロシアが関与している「可能性が極めて高い」と述べ、ロシア政府に説明を求めた。
英ソールズベリー市で暗殺未遂にあったセルゲイ・スクリパリ元ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)大佐と娘ユリアさんが英国を出国した。英国政府の情報筋の話としてサンデー・タイムズ紙が伝えた。
スクリパリ氏の毒殺調査に責任を負う英国の治安当局は、事件に対するロシアと国の主導部の関与に関して、4ヶ月にわたり証拠を発見することができなかったことを認めた。
在英国ロシア大使館は、英ソールズベリーで毒物による襲撃を受けたロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんの現在に関する情報を一切持っておらず、この事実を非常に懸念している。大使館報道官が、通信社スプートニクに伝えた。
ロシアのラブロフ外相は、ポンペオ米国務長官との電話会談で、英ソールズベリーで起きた事件をめぐる制裁は、露米関係をさらに悪化させることになると警告した。ロシア外務省広報室が発表した。
英国の治安維持機関はスクリパリ事件には5人のロシア人が関与していた疑いがあると睨んでいる。7日、デイリーメール紙が治安維持機関内の消息筋情報として報じた。
欧州理事会は21日、化学兵器に関する新体制の一環で第一弾目となる制裁を発動したと発表した。英ソールズベリーで起きた毒殺未遂事件に対して、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)の長官と副長官を含む個人9人と1団体を対象に制裁が課された。
EU大使らは16日、「ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)」の将校4名を化学兵器リストに加えることで合意した。このうち2名はソールズベリー事件を理由としたもので、さらにシリアの個人5名もリストに加えられた。16日、EU内の消息筋が明らかにした。
ハッカー集団「アノニマス」はソールズベリーでの服毒事件発生の数年前の段階ですでに英国の「インテグリティー・イニシエイティブ」プロジェクトの職員らはロシア人外交官の国外追放を呼び掛けていたことを暴露した。アノニマスの暴露資料によって、プロジェクトに従事していた人員らは、自分の作業に化学兵器の専門家らを呼び込み、リクルーターおよびセルゲイ・スクリパリ氏の隣人と連絡を取っていたことが明かるみにされた。
2018年3月4日、露軍参謀本部情報総局(GRU)元大佐、セルゲイ・スクリパリ氏の毒殺未遂事件が起きた。このとき、バルカン半島西部の国モンテネグロに上陸していた英駆逐艦「ダンカン」の乗組員には非常招集がかけられていた。これについては、英テレビ局「チャンネル5」のドキュメンタリー映画『Warship: Life at sea』で詳細に明かされる。
スクリパリ親子に対する暗殺未遂に際して被害を受けた英国の警察官、ニック・ベイリー氏が、中毒後初めてのインタビューに応じた。この中でベイリー氏は、意図せずに自らが「ノビチョク」で自宅を汚染してしまったことが原因で、財産を全て失ったと語っている。
ロンドン市警は、スクリパリ父娘服毒事件の容疑をかけているロシア人のアレクサンドル・ペトロフ、ルスラン・ボシロフ両氏のソールズベリー滞在時の新たな動画と、有毒物質が入っていたとされるビンの写真を公開した。
英国当局は、同国ソールズベリーでロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんが毒物による襲撃を受けた事件で、英国が同事件に関連していると考えるロシアの情報機関高官に対して制裁措置を発動するよう欧州連合(EU)に求めている。英タイムズ紙が報じた。消息筋によると、制裁リストには「半ダースの人間」が含まれるという。
米国務省のヘザー・ノーアート報道官は、「スクリパリ事件」を巡り米国が提示した要求をロシアが満たさなかったとして、同国に新たな制裁を科す意向だと明らかにした。
英南部ソールズベリーで、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐と娘のユリアさんが毒殺未遂に遭った日に訪れたレストラン「Zizzi」が6日、修復作業を終えて再開する。スクリパリ氏は以前、国家反逆罪でロシア当局に逮捕された。英紙テレグラフが報じる。
英ソールズベリーで毒物による襲撃を受けたロシア軍参謀本部情報総局(GRU)のセルゲイ・スクリパリ元大佐は、自宅へ戻ることはなく、どこで暮らすのかはまだ明らかではないが、他の国へ行くことは望んでいない。書籍『Skripal Files』の著者で英BBCの記者マーク・アーバン氏は、このように主張している。
露軍参謀本部情報総局(GRU)の元大佐スクリパリ氏と娘のユリア氏の毒殺未遂事件が起きた英ソールズベリーに対する、ロシア人の観光地としての関心が高まっている。ロシア旅行会社団体(ATOR)エグゼクティブディレクターのマイヤ・ロミゼ氏が2日、明らかにした。
ドイツ誌Focusが北大西洋条約機構(NATO)連合軍の防諜機関(ACCI)関係者の話として、セルゲイ・スクリパリ氏が2017年まで、NATO4カ国の諜報機関で働いていたと報じた。スクリパリ氏と娘のユリアさんは3月4日、英南部ソールズベリーで毒殺未遂事件に遭った。
英国捜査官らは、ソールズベリーでのロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の元将校のセルゲイ・スクリパリ氏と娘のユリヤさん服毒事件に関与したとみられる3人目の被疑者を特定した。テレグラム紙が報じた。
英国防省は、化学兵器発見や化学攻撃の捜査に向け、ドローンやロボットをテストしている。英紙ガーディアンが同省の発表を基に報じた。
調査検証サイト「べリングキャット(Bellingcat)」が、英南部で起きたスクリパリ親子毒殺未遂事件の「容疑者」のパスポートに関する記事を公開した。ロシア外務省のザハロワ報道官は、これにコメントした。